ねぇ、松倉先輩

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「てか玲実、お前結婚するの？」



「するんじゃない？じゃなかったら同棲なんてしないよ〜」



「俺ら結婚できんのかな」



「結婚とか私とかまだまだ先の話です…玲実さんドレス綺麗だろうな」



「Aも似合うと思うよ、可愛いし。てかA結婚できるの？笑」



「な、したいですよ！できるかわかりませんけど！」



「俺とする？結婚」



「な、」



「宮近お前〜！Aだめだよ、いやでもいい奴だしな…いやでもこんな冗談で結婚とかいう人はだめだよ！」



「別に冗談言ってないけど」



「…宮近の彼女じゃねぇだろ！笑」



「わかんないよ？これから付き合うかもしれないし、」





「酔ってる、これ宮近酔ってるわ。」


「酔ってねぇよ、笑」


「Aの事可愛がってるもんね、宮近」







お酒を飲むとちょっとテンション上がることがあるんだよって先輩たちが教えてくれた



お酒も飲んでないのにこんなに顔が赤いのはどうやったってごまかせなくて
A顔あっか、笑 なんて赤くした元凶のちゃかちゃんはヘラヘラ笑っていた


さっきから知らん顔して膝でちょっかい出してくるちゃかちゃんは、確かにいつもよりテンション高いのかな、




居酒屋自体あんまりこないから、酔ってる姿なんて見たことなかった。





「トイレ行ってくる、お前A口説くなよ」


そう言って席を離れたちゃかちゃんがいなくなった瞬間、ニヤニヤする玲実さん



「こりゃ、春だね」

「だな。」

「なんかいいもん見せてもらったわ、まだ俺ら若いな」



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