ねぇ、松倉先輩

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返事いつでもいいから、って

車が見えなくなるのを見送って。






告白されるなんて、ほとんど経験がない

正直揺らいだ









「、え。松倉先輩」


「連絡したんだけど…ごめん急に」


「え、いつから？！冷たっ！ちょっと中入ってください！」








いつもあったかい手は冷たくて、鼻まで赤かった





「ごめん鍵落として、俺木村んちしか知らないから」



「まって、まずはお風呂入ってもらって」



「…ちゃかといたの？」



「え、」



「ちゃかの車見えたから」



「水族館行ってました、てかそれは良くてお風呂！」






白いダウンジャケットは柔らかくて
身長の割に大きい肩幅と、長い腕に包まれて







「ピアスいつ開けたの？」




「つい最近、開けました」




「自分で？」




「…ちゃかちゃんが上手に開けてくれました」




「ふーん。」





耳たぶに触れる手は冷たくて、松倉先輩の視線が鋭くて思わず目を逸らした






「ん、冷たいです、」



「ちゃかにその顔見せたんだ」









「、ちがう…ごめん、」



「…シャワーどうぞ、風邪ひいちゃう」









いつもの余裕のある松倉先輩じゃなかった









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