シルバーアクセサリー

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いつからこんなにだらしなくなったのか、忘れもしない呪いの日。




俺のことを好きだと言ったあいつは、キスをするのが癖みたいな人だった。俺も好きだった、ちゃんと恋愛をしていた





「元太と付き合ってたら顔はいいし、お金もあるし、優越感に浸れるんだよね」






そんな言葉を聞くまではニセモノの幸せに浸っていたんだ、ショックというより無が正解かな。この肩書きのおかげで、寄ってくる人はたくさんいるけど彼女はそう見てないだろうって…見る目無いのも腹が立つ



荒れに荒れた。自暴自棄になって自分のことが嫌いになっていった。そんな俺を見て、らしくないって怒る大親友の言葉も素直に聞けなくなってた




好きに囚われて、こんなことになってるのか。
もう依存だな、依存はするのもされるのももうお断りだ






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一夜を共にするだけの相手は、決まって俺に依存した

小さいけど、肩書きがあるから。あいつと同じ理由だろ


彼女でもないのに抱きついてきたり、キスしようとしたり、好きって言葉をかけてきたり。全部面倒だった





「ぱ〜っと飲もう」




海人に誘われたのは、別れてから2週間後の夜だった




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