とまどい ページ28
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「…なに、その表情。もっと嬉しそうにするとこでしょ。照れてくれるのはいいけど、怒った?」
「ちょ、近いよ。
…たった1日だけ、話しただけでほんとに興味なんて持つのかな。」
からかわれてる?聞くのが怖い
普通に疑問、もともと覚えててくれてたとはいえ
仮にも芸能人で沢山いろんな人との関わりがあるはず
元太くんなんて特に。人と関わるの好きそうだもん
「知ってる、わざと近づいてんだよ。」
「時間なんて関係なくない?Aも言ってたじゃん舞台で海斗見てすぐにファンになったって。それと一緒じゃないの?」
「Aも俺も同じだよ。」
腑に落ちた。
あの後、ココアごちそうさまって元太くんは松倉くんの部屋に戻っていった。
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キスも、触れた指も、近い距離も
ぜんぶドキドキした。
でも、松倉くんのことを考えてる自分がいた
なんでかな、
この事は彼には知られたくないって思ったの。
なんでだろうね
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元太が危ないから一緒に家に行くって、その言葉に甘えた。
まじであの時の俺に言いたい、
大丈夫1人で行けるからって返事しとけって。
Aちゃんを見た時の、元太の顔。
初めて見る表情だった。やばいかも、って…俺の直感って意外と当たるんだ。
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作者名:ひなぴ | 作成日時:2020年12月4日 12時