隠しごと ページ22
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「Aって呼ぶ、俺のことは元太ね」
「、わかった」
「よろしくね!鍋食べよー!!!」
「……」
距離の詰め方、さすが元太くん。
松倉くんも元太くんも、話しやすい。
「今日、ストーカーの人いなくてよかったね」
「ね、今日マネージャーにまた相談した」
「もしいても、俺も一緒だったから1人の時より安心だったっしょ?」
「だな、笑」
.
「俺らのこと知らなかったんでしょ?
ダンスがんばってんの!俺と海斗はお芝居もすきなんだ」
お鍋を食べながら、教えてくれる
「私、夢のHollywoodすきです」
「見てくれたの?」
あの湾岸でも、YouTubeでも、見てるよ。
喜んでくれる2人に罪悪感。
話題はすぐお仕事とかプライベートのことに変わって。
男の子2人だから4人分の鍋もあっという間に空っぽ。
「トランプしたい!」って元太くん、そういえばあったかも。
「A〜トイレ借りていい?」
「うん、こっちだよ。」
ついでにトランプ取ってくるねって松倉くんを残して廊下に行く。
元太くんを案内して、わたしはトイレの横の収納棚を開けてトランプを探す。
多分あの箱。簡易的な脚立出すのが面倒で、背伸びして試す。
あ、いけそう。
「なーにしてんの。これ?」
「あ、ありがとう」
元太くんがスマート取ってくれて、これは絶対モテると思った。
「…Aってさ。」
「うん、?」
「…何言おうとしたか忘れちゃった!笑」
「なあに、笑 思い出したら教えてね」
3人でトランプして、0時近くになって明日も仕事の2人は帰っていった。
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作者名:ひなぴ | 作成日時:2020年12月4日 12時