フープピアスに触れたくて

作戦会議 ページ31

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「つーか、聞いた感じもう両思いじゃないすか、好きって言ったらすぐ付き合える…」



「もーー、海斗わかってねえな、両片想いの時期は貴重なんだからー」



「俺はすぐ好きって伝えちゃうけどな、姉ちゃんよく言わないでいれるね」




「だって、一昨日までただの同期だったのに、突然だったし。」




「Aさんは、ちゃかのことなんて呼んでるんすか？」



「宮近」




「えーなんか良いっすね。そんなに仲良いのに苗字呼びかぁ」





「宮近は名前で呼んでくれてる」





「まじか、ちゃかやるじゃん。あいつ下の名前で呼んでるのAさんくらいっすね！」




なんでも、松田くんは会社のサッカーをやる集まりで宮近と仲良くしてるんだって。松倉くんは、宮近と家が近いみたいでよく2人で一杯するんだとか。

2人とも仕事以外では宮近に対して、タメ口なんなだって。



名前よび、私だけなんだ。




「ちゃかも草食だな〜！！でもなんか面白そう、ねえ、ちょっと焦らせてみたいです！」




「宮近煽んなよ、元太。しばかれるぞ」




「いーじゃん！ねー、Aさん、松倉のこと海斗って呼びましょ！」



「「え？！ ／ は？！」」


2人の声がお店に響く。




「おーい元太、姉ちゃんで遊ぶなよ笑」




「閑也ー、だってちゃかの名前も海斗って言うんだよ？」



だって、の意味がよくわからない。しずもなるほど、じゃないでしょ。
松倉くんなんて、えー俺なんか得してるなーとか言っておちゃらけた感じ



「ねっ！！やりましょ！！駆け引き！両片想いの特権っす！！」



思わず、頷いた。


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