【俺スカ】可愛い幼馴染みには旅をさせよ

story.23 ページ25

明智side







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明智「…昨日の写真、これバレたらどうなると思うよ 笑」



東条「…どうなんの？」



明智「顧問クビどころか学校もクビだろうなぁ」








次の日。笑いながらそう言うと

あからさまに顔を歪める東条



そして焦ったように「チア部は大丈夫なのかな」なんて。








明智「あー、まあどうだろ。大会は出れなくなるかもな」



東条「それヤバくない、ネットで誰かに見られたら不味いでしょ。

関係ない奴を巻き込むってさ……、」






必死かよ、わかり易すぎ






明智「でも賭けじゃん？俺らの」



東条「はあ？」



明智「なんだよ、なんでお前キレてんの？笑」







他の奴らを巻き込むな、

あいつらは関係ない、



って。笑

原田に対してネタねーかなーとか言ってたくせに。






そんな東条を煽るように川崎の名前を出せば、東条はもっとキレ始めた








東条「あいつは関係ねーよ！」








そう言って俺の胸倉を掴んで壁に押し当てた



部活頑張ってるとか、真剣にやってるとか、

俺に言わせればだから何？って感じ








明智「てか離せよ。」



東条「……Aは、」



明智「は？」







東条「大好きなお前がこんな事してるって知ったら、Aだって悲しむの分かってんだろ！」







…は？なんだよそれ


コイツ何言ってんの、







明智「……お前、A使えば俺が何でも止めるとでも思ってんの？

あんま調子乗んなよ。」







…実際

Aに止めて、なんて言われたら俺は直ぐに止めてしまうんだろうけど。



東条にそういう風に言われると無性に腹が立つ







明智「もう一回言うぞ、離せ。」



東条「…」







睨みをきかせてそう言えば東条はやっと手を離した


納得してないって顔だけど。








東条「…お前みたいに、中途半端な気持ちでサッカーやって辞めた奴には分かんねえよ。

真剣にやってる奴の気持ちは。」



明智「……はぁ？」








自分でも驚く程低い声が出た


コイツは何も分かってない、俺がどんな気持ちでサッカーを辞めたかなんて。





東条とお互いに睨み合っていると、

場の雰囲気に合わない可愛らしい声が響いた








『二人ともなにやってるの？？』






東条「A…」



明智「……、A行くぞ」








？を浮かべるAを引っ張って、
東条に背を向けた







東条「…明智だって、Aのこと、大事にしてんじゃん、」





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