おとぎの国へいらっしゃい♪【イナイレシリーズ】 (ページ9)

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剣城京介～白雪姫～2 ページ9

剣城side

俺は森に来た

森は少し薄暗いが動物たちがたくさんいる

その中に一匹茶色の毛のオオカミがいることに気づいた

剣｢そこのオオカミ…Aを知らないか？｣

なぜか俺はオオカミに問いかけていた

するとオオカミは俺のことを見つめてどこかに向かっていった

他の動物たちもそのオオカミについていった

不思議に思い、俺もついていった

剣｢どこに行くんだ？｣

俺が話しかけてもオオカミはどんどん進んでいく

森の奥にどんどん進んでいくと小さな家に着いた

剣｢ここにAが…｣

動物たちが微笑んでいるように俺は見えた

剣｢助かった…礼を言う｣

そう言ってオオカミを撫でて小人たちの家らしき建物に足を踏み入れた

小1｢お、王子様ですか…!?｣

小2｢やっと…やっと王子様が！｣

俺がドアを開けると小人たちは口々に喜びを訴えてきた

剣｢それで…Aはどこに？｣

小3｢こちらです！｣

小人たちに案内された部屋に入ると豪華で綺麗な棺桶があった

小4｢この棺桶の中で眠っておられます…｣

棺桶の中を見ると綺麗で可憐な…愛しいAが眠っていた

剣｢A…｣

小5｢我々たちは一旦出ていきますね｣

そう言った小人たちはそそくさと部屋を出ていった

なんでAが眠っているのだろう…

ついこの間まで一緒にいたというのに…

剣｢愛してる…｣

そう呟いて俺はAにキスをした

が…目が開かない

やはり俺が運命の人じゃ無かった

剣｢やっぱり…俺じゃ駄目なんだな…｣

俺はぼそりと呟いた

貴｢駄目なんかじゃないよ｣

可愛い俺の好きな声が聞こえた

まさか…Aの方を見ると起き上がっていた

剣｢A…｣

貴｢京介…ありがとう、私を目覚めさせてくれて｣

貴｢それに…私、京介が運命の人で嬉しかった｣

よく喧嘩していたので嫌われていると思った

けれどAから思いも寄らない言葉が聞こえたので驚いた

剣｢俺…Aのこと愛してる｣

貴｢私も…｣

Aと両想いで…

いや、Aと出会えて。

恋をすることができて。

愛を知ることができて。

良かった…

これからもずっとお前を愛している＿＿＿＿＿＿＿

I LOVE YOU＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ME TOO＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

～～～～～
完結です！