おとぎの国へいらっしゃい♪【イナイレシリーズ】 (ページ18)

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人魚姫～風丸一郎太～4 ページ18

風丸side

“あの”の続き

それは俺の気持ちを伝えること

なんだか小っ恥ずかしいけど伝えよう

俺は…彼女が好きなんだ…

風｢俺…君に一目惚れしたんだ…君の名前教えてもらってもいいかな…？｣

少しの間沈黙が続いた

彼女は驚いた表情をしていた…

が、すぐに顔を真っ赤にさせた

貴｢わ、私の名前はA…私…も一目惚れしたの…王子様のお名前は？///｣

まさか、彼女…いやAさんも俺のことが好きなんて…

まさか、両想いだなんて…

超超超超超超超超超超超超超超超嬉しい

天にも舞い上がりそうな気分だ

風｢おおお俺は！風丸一郎太！｣

戸惑って噛んでしまった

貴｢…クスクス｣

笑われてしまった

恥ずかしい…

とっても恥ずかしい

風｢っ…わ、笑うな！///｣

貴｢“一朗太”さんって面白いんですね((微笑｣

“一朗太”…そう呼んでくれただけで顔が熱くなった

風｢タメ口でいいぜ？A…///｣

俺がAを呼び捨てで呼ぶとAも顔を真っ赤にさせた

貴｢う、うん…分かったよ一朗太…///｣

人間と人魚

そんな境界線なんか捨てて恋に落ちた

人魚だからって好きになっちゃいけない訳なんか無い

風｢A…こっち向け｣

貴｢ん？｣

そう言って振り返ったAの唇に俺の唇を重ねた

貴方side

急に一朗太に呼ばれたので振り返ると一朗太の顔がアップになって唇に柔らかい感触がした

それが何なのかすぐに分かった

一朗太の唇だ

ずっと顔が真っ赤だったのにますます熱くなった

風｢好きだぜ…A｣

貴｢わ、私も一朗太が好きっ！｣

二人で好きと言うと私の体が光に包まれた

貴｢へ？｣

風｢なんだ…？｣

光が消えると私は青色のドレスを着て髪をサイドテールしていた

貴｢何…この服？｣

それよりも驚いたことがあった

なんと…足が生えていた

貴｢私…人間になってる…!?｣

風｢本当だ…足が生えてる…｣

今、思い出した

お母様が言っていた人魚のお姫様のお話のお姫様は王子様と二人で好きと言って人間になって幸せに暮らした…

そういうお話だった

風｢俺さ…お母様にこういう話聞いたことあるんだ…｣

なんと一朗太もだった

貴｢私もだよ…！｣

これって…

風｢俺たちって赤い糸で結ばれてたのかもな！｣

運命だよね

貴｢そうだね！｣

一朗太と…

赤い糸で結ばれてて…

良かった…

貴＆風｢だーい好きっ！！｣

これからもずっと…

一緒にいたい…

～END～

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