おとぎの国へいらっしゃい♪【イナイレシリーズ】 (ページ13)

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剣城京介～ラプンツェル～ページ13

剣猫。さんリクエストで～す♪

設定とかもなんかおかしいかもです…すみませーんっっ！

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貴方side

私は塔の上でいつも髪を整えている

私の髪はとっても長い金髪

私の髪を見た周りの人達は『呪い』『化け物』などと言ってきた

けれどその中に一人だけ私の髪のことを『とても綺麗』と言ってくれた男の子がいた

その子とはとても仲良くなってたくさん遊んでいた

けれど…お母さんに塔に閉じ込められてしまった…

私はこの間お母さんとカラスが話しているところを聞いてしまい、お母さんが本当のお母さんではないことと、私が誘拐されたことを知った

それと同時に私を誘拐した人が魔女だということも知った

とっても悲しかった

とっても辛かった

けれど…いつかあの男の子が来てくれる

そんな気がしていた

だから私はずっと待っている

あの男の子が綺麗って言ってくれたから髪を切らずに大切にしている

そして今日も…男の子を待っている…

貴｢ふわぁ…今日も塔は暇だな…｣

魔女はカラス達と長い旅に出ていて一週間家に帰ってこない

私にとって嬉しいこと…けれど寂しい

貴｢男の子…来てくれないかな…｣

そんなことを呟いたとき塔の下から声が聞こえた

？｢誰か…いないか？｣

っと突然懐かしい声が聞こえた

塔を尋ねる人なんて全然といっていいほどいない

なのに誰が？

貴｢い、ますけど…？｣

？｢すまないが少しの間ここで休ませてくれないか？腕を怪我してしまって…｣

どうやら塔の上から見ても分かるように血がたくさん出ているようだ

貴｢あの…登ってこれますか？｣

そう言いながら髪を垂らした

？｢…あぁ｣

その人は私の髪を使って登ってきた

貴｢すぐ…手当てしないと…｣

そう言ってその人の腕に消毒し、包帯を巻いた

？｢ありがとう((ニコ｣

そう言って顔を上げたその人はやっぱり声といっしょで懐かしい感じがした

それにしてもなんだか見たことのある顔だった

貴｢…あ！おおおお王子様!?｣

剣｢あぁ、この国の王子の剣城京介だ｣

なんとこの国の王子様だった

貴｢失礼しました…！｣

そう言って私はその場にひざまづいた

剣｢やっぱりお前は…Aは覚えていないのか…｣

そう呟いた王子様は少し寂しそうだった

剣｢あ、顔を上げてくれ｣

貴｢はい…｣

剣｢俺の事は京介と呼んでくれ｣

貴｢京介さま…ですか？｣

剣｢京介だけでいい…｣

貴｢き、京介…？｣

不思議だ…京介といるとなにもかも懐かしく感じる