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三日月宗近 視点
俺達が出陣時に拾ってきたこの女子。
……初めから何か違うとは思っていたのだが。
ここまでとは。
短刀を持った彼女は、小さな体で
避けたりしゃがんだりするから
刀を当てようにも当てられない。
そろそろ本気になるか、と目で彼女を捉え、
木刀を彼女に振り下ろす。
_ガンッ と木刀が交わる音がする
彼女はあの小さな短刀の木刀で太刀の木刀を
受けていた。
驚いているうちに攻撃を弾かれ、
先の大和守のように一度しゃがんで立ち上がり
俺の腹部に短刀を押し付けた。
三日月「…ふふ、あっははは!
お主、本当に強いのだな。俺が本気を出しても
勝てなかったぞ?」
清光「うそ、でしょ。何で」
堀川「Aちゃん…!」
小狐丸「三日月殿が……」
『えっへへ。堀川、みてたー?』
俺との手合せに勝った彼女は堀川に
ニコリと笑いかけて嬉しそうにしていた。
___そういうところは、まだ8歳なんだな と
孫を見ているようで、和む。
三日月「お主、名前は何という?」
「えーっとね、A!
んー…何か三日月さんおじいちゃんみたい。
うちのおじいちゃんに似てる!
刀以外のときはうちのおじいちゃん、
三日月さんみたいに何かほけほけしてるから。」
三日月「…ほう、そうか。ならば
俺をそのおじいちゃんとして
見てくれても良いぞ。好きに呼ぶが良い」
『うん!じいじ!!!』
___可愛らしい。
誰とでも仲良く出来る性格なのだろうか、
本当に懐っこい。
シャンシャンシャン
鈴の音がなった。昼餉の時間になったのだろう。
堀川「昼餉の時間になりましたね。
Aちゃん、大広間に行こうか。
皆さんも、行きましょう。」
『ほねばみさん!いこー!!』
骨喰「あぁ。…あと、骨喰 でいい。」
『うん?わかった!!!』
.
俺達も向かうとするかㅤと
小狐丸に声をかけ、俺達も大広間へ向かった
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断花ひなの(プロフ) - つるいち@政成さん» ありがとうございます!これからも頑張って話を書いていくのでよろしくお願いします! (2018年1月23日 7時) (レス) id: 37a2156020 (このIDを非表示/違反報告)
つるいち@政成(プロフ) - 愛され夢主ちゃん良いですね!本丸の刀剣男士みんなに愛されている物語すごく素敵です!!更新頑張って下さい! (2018年1月17日 23時) (レス) id: b7db3a9d0e (このIDを非表示/違反報告)
断花ひなの(プロフ) - アニメ大好きっ子さん» 御指摘、コメントありがとうございます!ご指摘くださった部分はまた話の整理が付いたら直させて頂きます! (2018年1月15日 19時) (レス) id: 37a2156020 (このIDを非表示/違反報告)
断花ひなの(プロフ) - 雪愛さん» お読みくださってありがとうございます! これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年1月15日 19時) (レス) id: 37a2156020 (このIDを非表示/違反報告)
断花ひなの(プロフ) - アンリ@さん» ありがとうございます! (2018年1月15日 19時) (レス) id: 37a2156020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:断花ひなの | 作成日時:2018年1月11日 14時