三十四 ページ38
『ここに重傷者の方を連れてきてください。』
すると、三日月が薬研藤四郎様、
蜻蛉切が小夜左文字様を抱きかかえてこちらに来た。
２人とも、立っているのもままならないほど、
額や首に汗をかき、辛そうに顔を歪めていた。
『三日月、薬研様をそのまま抱えていて。』
三日月｢あいわかった。｣
私は少しずつ霊力を流し込むイメージで
薬研様に触れる。
すると薬研様は目を開き んっ と声をあげる。
三日月｢何と……怪我が軽傷二まで治っておる。｣
薬研｢アンタが治したのか………｣
返事をしようとすると、
こちらに 私をバケモノと呼んだ、
一期一振様が駆け寄ってきた。
一期｢薬研っ。何もされていないか？
審神者………｣
薬研｢あぁ、いち兄。俺の怪我を軽傷まで
治してくれたんだ。大将、ありがとよ。｣
一期｢なんと………。礼を言います。
薬研を治してくれて……｣
一期一振様が私にお礼を言う。
『い、いえ！私は私に出来ることをやっただけです…！』
一期｢そんな、ずっと苦しんでいた薬研を
治してくださった………。
バケモノなどと御無礼を働き、
本当に申し訳ない。お許しください．．．｣
『三日月から聞きましたよ。一期一振様は
前任様と最も信頼しあっていたのでしょう？
そのような素敵な方の代わりに
こんな奴がきたら誰でもそうなっちゃいますよ…』
一期一振｢主殿．．．｣
蜻蛉切｢主殿、小夜殿も．．．｣
『あ、うん。わかった』
薬研様と同じようにお身体に触れ、
イメージしながら手に力を込める。
すると小夜様も目を覚ましたようで
江雪.宗三｢お小夜……！｣
蜻蛉切｢おぉ。目を覚ましたか．．．｣
『蜻蛉切、小夜様をご兄弟の元へ』
蜻蛉切｢わかりました、宗三殿、江雪殿。｣
小夜｢兄様．．．｣
江雪兄弟も、粟田口も、嬉しそうだった
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断花ひなの(プロフ) - Emikaさん» おぉ！本当ですね！気付かなくてすみません！また3章の方が落ち着きましたらまた直させて頂きます！ご指摘ありがとうございます！ (2017年12月17日 11時) (
レス) id: 37a2156020 (このIDを非表示/違反報告)
Emika - 今さっきこの作品を見つけ、猛烈に興味をそそられ読んでおります。さて、四で「刀剣男子」と出てくるのですが、正しくは「刀剣男士」ではないでしょうか？生意気に申し訳ありません。今から続きを楽しみに読んで参ります。長文失礼致しました。 (2017年12月17日 11時) (レス) id: 59dee8b593 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：断花ひなの | 作成日時：2017年9月25日 13時
