【A3!】ヤクザの妹おそるべし。

＝６話『出会い』＝ ページ7

〜Aside〜


──────────…


左「A、待ったか？」


『あ！お兄ちゃん。ううん、そんなに待ってないよ。さっき来た！！』


左「そうか。なら、いくぞ。」


『…うん…』


左「どうかしたか？」


『いや、なんかね。昨日から緊張して、全然眠れなかったの。』


左「そんなに深く考えなくていい。住む場所が変わるだけだろ。」


『ん〜…でもな…あぁああ！！やっぱり緊張する！！！』


左「…その緊張も無駄になるような奴らしかいねぇよ。だから、安心しろ。」


そうゆうお兄ちゃんはやっぱりすごく優しい顔をしていた。
大切な仲間なんだろうな…うん。やっぱり会ってみたい！！


『…うん。そだね！！楽しみだなぁ〜！』



──────────……


その後、近況などを話しながら歩いてるといきなりお兄ちゃんが立ち止まった。


『え…もしかして、ここ！？！？』


左「ああ。なんかあったか？」


いやいやいや。お兄ちゃんよ。デカすぎでしょ、ここ。え、寮ってこんなもんなの！？これが普通なの！？私の家の何十倍もあるよ…


『ちょっとデカすぎやしませんかね。』


左「そうか？２０人以上いればこんなもんだろ。」


『絶対迷う。』


左「…そういやお前。昔っから、方向オンチだったな。」


『そう。大丈夫かなぁ…こんな広いところ。』


左「はぁ…まあ、そのうち嫌でも覚えるだろう。」


『そうなればいいんだけどねぇー…』


ほんとに無理なのさ。現にさっきまで絶賛迷子だったしね…


左「最初から諦めてんじゃねえよ。さっさといくぞ！」


『え！ちょっ…待ってよ！！まだ心の準備
が──…』


そうやってお兄ちゃんに無理矢理腕を引かれて寮の中に足を踏み入れた────





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題名に『出会い』とか書いときながら、誰も出てこないってゆうやつですね。はい。笑

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