【A3!】ヤクザの妹おそるべし。

＝２８話『さっそく…？』＝ ページ32

〜Aside〜


その後、幸くんと衣装やドレスのイメージを共有して、部屋を出た。

明日の夜までにはデザイン画を描いてくれるらしい。

そこまでしてくれるのは申し訳ないと思ったけど、もうアイデアが思いついたらしく、すぐ描けるからと言ってくれたので任せて縫製から一緒にやることにした。流石だなぁ、幸くん！


そして、至さんの部屋…て、もう自室か笑、に戻った。


ｶﾞﾁｬｯ…


至｢ﾁｯ…！万里そこジャマ！！…っと、Aおかえり。｣


『ただいまです。』


万｢いや、今のは俺が行く流れだったっしょ！！おう、おかえり〜。｣


またゲームで言い合いしてる、笑
最初はビックリしたけど、気を許しあってるからこそなんだなってわかったから、私も笑顔でしばらく見てた。


至｢そーいえばA、幸に衣装頼めた？｣


『うん！幸くん、一からドレス作ってくれるって！』


万｢え…Aドレス着んの？…｣


『え、うん…？…どーかした？？』


至｢万里、他のやつにAのドレス姿見られたくないんだろ、笑｣


万｢ハァ///！？んなこと言ってねぇっすよ！｣


至｢顔まっか、笑でも、顔に書いてあるから。｣


万｢なわけ。｣


『大丈夫だよ、幸くんのドレスが凄すぎて多分私なんか霞んで見えるから、笑』


至｢それは流石にないから。…逆に、Aが可愛すぎてドレス霞むんじゃない？？｣


『…///！もー！だからそーやってすぐからかわない！』


至｢だって、Aの反応やっぱおもろいからさ、笑｣


『もう知りません！⸜( ‵_′ )⸝←セリフの練習します！！』


万｢あー至さん、A怒らしてやんのー。｣


もう！至さん本当に私のことからかいすぎでしょ///
普通の女の子(あんたは違うんかい！)だったら絶対意識しちゃうよ、あんなの！

そう思いながら、さっそく台本を開いてセリフを頭の中で繰り返した。


………


…うん、わかってた…わかってたんだけどさ…
やっぱりね、準主役ともなるとセリフ多いな……
3行に1個はセリフある…覚えれるかな…

…やばい、活字ばっか見てたら眠たくなってきた…



…ｽｩｽｩ……ｽｩ……



〜至side〜


…あー…疲れた…やっぱゲームしたら、つい集中しすぎる…

万里もちょっと前に左京さんに呼び出されてどっか行ったし…そろそろ終わりにしよ…

そーいえば、Aずっと静かだな……？


……ｽｩｽｩ…


至｢って、寝てんじゃん。｣


*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―
続く！

＝２９話『寝顔』＝→←＝２７話『ドレスのヒミツ』＝

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