=21話『初めてのゲームその2』= ページ23
〜万里side〜
至「とりあえず基本的な操作はこのボタンが攻め技でこれがまもり。」
『ほう。』
万「やって見た方がわかりやすいんじゃね?」
至「それもそうだな。じゃあ始めるよ。」
『はい!!』
start!……
至「チッ…万里ジャマ。散れ。今絶対いけた。」
『い、至さん!?』
万「あ〜。至さんゲームのことになると口わりぃから。」
Aめっちゃびっくりしてるじゃねぇか。
至「…ってことで、把握よろ。」
万「ってああ!?なんで俺のHPこんなに減ってんだよ!?」
至「はは。ざまぁ。」
万「汚ねぇっすよ!」
敵に攻撃しろよ。味方の体力減らしてどうするんだよ…
『え!?何これ!?至さん!!なんか光ったんですけど!!』
至「あ。A、必殺技使えるじゃん。」
『どうやって!?!?』
至「あ、そか。そのボタン長押ししてみ?」
『……何もなりませんよ??』
至「え?なるでしょ…ほらなった。」
『ええ!?何で??私だったらできなかったのに…』
至「ゲームへの愛の差かな。」
『あ、納得です。笑』
……こいつら近すぎじゃね?
今の状況を説明すると、俺と至さんがソファに座っててAがその下にいる。そのまま至さんが操作をかがんで教えるとなれば顔がほぼ真横にあって、手とかも普通に触れてんじゃんかよって感じ。
てか、今日会ったばっかなのにそんな近くにいて何とも思わないのかよ…
いや、Aは思ってなくても。至さんはわざと近くになるようにしているだろう
……さっきも俺のことからかったし、俺がAに特別な感情があることに気づいてるんだろうな。
…そして、俺も気づいている。
…至さんのほうこそAのことを気に入っていることを。
そうでもなかったら、わざわざ俺の気持ちを知っていながらAに近づいたりしないはずだ。
至さん、そういうのめんどくさがるタイプだから。
これから2人が同室だなんて…考えたくない。
〜至side〜
万里がすごく不機嫌そうな顔でゲームをしていたので何かあったのかと考えたが、予想されることはただひとつ…
俺とAがだいぶ近い距離で話していること。
…気づくまで本当に無意識だった。
それほどAのことが気に入ってて近くにいたいと思っていたんだと実感した。
また、それで万里が不機嫌なのに気づいてからもやめないのは万里に俺のAへの俺の思いを気づかせるため。
そして、万里を焦らせたかった…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
733人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナナマツちゃん(プロフ) - 続きが気になりました!ロミジュリの女Ver.はどんな感じで主さんが書くのか楽しみです!これからの夢主ちゃんの展開とかも気になります!更新待ってます!よろしくお願いします。 (2022年12月12日 10時) (レス) @page33 id: a2c660f77b (このIDを非表示/違反報告)
ひなな(プロフ) - あっくぅさん» あっくぅ様、感想、励ましのお言葉ありがとうございます!面白いと言って頂けて本当に嬉しい限りです!今は受験勉強で更新出来ていないのですが、落ち着き次第、必ず更新させて頂きたいと考えておりますので、待って頂けたら幸いです!今後ともよろしくお願いします!! (2018年11月7日 3時) (レス) id: d39f68308e (このIDを非表示/違反報告)
あっくぅ - アァァァアアア!面白い!続き見たいよ〜!更新停止だけど感想は見てるのかな?内容考えるのとか大変だと思うけど頑張ってくださいね〜! (2018年10月15日 22時) (レス) id: 6a0f1a1fc4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひなな | 作成日時:2017年7月3日 16時