=17話『晩御飯』= ページ18
〜Aside〜
至さんの部屋で少しだけ持ってきていた荷物を整理した後、私の仕事である晩御飯づくりを始めた。
『臣さん、寮のみんなは嫌いなものとか、アレルギーとかありませんか??』
みんなはご飯ができるまで自室にいたり、談話室でテレビを見てたり、とそれぞれ違うことをしてたから、たまに晩御飯をつくってるという臣さんに聞いてみた。
臣「嫌いなものもアレルギーもないよ。あ、何か手伝おうか?」
『いえ、大丈夫です!最初なので、私のいつもの味付けで大丈夫かとかも確認したいんで!』
臣「真面目だな、Aちゃんは。俺はそんなこと全然考えてなかったよ。楽しみにしてるな!」
そういって臣さんは私の肩を手でポンッと叩いてソファーのほうへ行った。
やっぱり、頼りになるお兄ちゃんって感じだな…
さっき幸くんはオカンって呼んでたけど。笑
『何作ろっかなぁ〜♪』
いつもは人のために料理をつくることがないから、とても楽しい。
『やっぱりここはパスタだな!すぐつくれるし!』
パスタ大好きなんだよなぁ。同じ麺でもソースを変えたら、全然違う味になるし!
よし、思い切って二種類つくっちゃお!
───────────…
それから、数十分後にパスタが完成したのでみんなを呼びに行った。
一「うわ〜〜!!めちゃいい匂い!ヤバたん☆」
綴「ホントっすね。あ、Aちゃん、盛り付け手伝うっす。」
『あ!ありがとう、綴くん。』
綴「全然いいっすよ…ってええ!?こんな短時間でパスタ、二種類もつくったんすか!?」
『うん。簡単なソースだしね。』
太「わぁ!!エビとか貝がたくさんッス!!」
『うん、一種類目が海鮮いっぱいのペスカトーレで、二種類目が明太子とモッツァレラチーズとほうれん草のクリームパスタ!』
椋「すごくおいしそうです!いただきます!!」
『召し上がれ!』
私がそう言うと、椋くんをはじめ、みんながいただきますと言ってパスタを食べはじめた。
………………………。
万「うっめぇ…!!」
幸「…おいしい。」
天「こんな美味いパスタ初めて食べた…」
東「うん。すごくおいしいよ。」
至「プロにも負けてないね。」
『!!…こんなに褒めてもらえるとは思ってませんでした!よかったです!』
左「だから言ったろ。」
お兄ちゃん、保証してくれたもんね。
みんなが気に入ってくれたようで良かった!
そうして、初めての料理の振る舞いは大成功に終わった──…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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ナナマツちゃん(プロフ) - 続きが気になりました!ロミジュリの女Ver.はどんな感じで主さんが書くのか楽しみです!これからの夢主ちゃんの展開とかも気になります!更新待ってます!よろしくお願いします。 (2022年12月12日 10時) (レス) @page33 id: a2c660f77b (このIDを非表示/違反報告)
ひなな(プロフ) - あっくぅさん» あっくぅ様、感想、励ましのお言葉ありがとうございます!面白いと言って頂けて本当に嬉しい限りです!今は受験勉強で更新出来ていないのですが、落ち着き次第、必ず更新させて頂きたいと考えておりますので、待って頂けたら幸いです!今後ともよろしくお願いします!! (2018年11月7日 3時) (レス) id: d39f68308e (このIDを非表示/違反報告)
あっくぅ - アァァァアアア!面白い!続き見たいよ〜!更新停止だけど感想は見てるのかな?内容考えるのとか大変だと思うけど頑張ってくださいね〜! (2018年10月15日 22時) (レス) id: 6a0f1a1fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなな | 作成日時:2017年7月3日 16時