【A3!】ヤクザの妹おそるべし。

＝１５話『部屋案内』＝ ページ16

〜Aside〜


そうやってついて行っているときに思ったこと…


『やっぱりこの寮広いですね…』


至「そう？慣れればそんなもんだよ。」


『私自分で言うのもなんですけど、方向オンチなんですよねぇ。』


実際今来た廊下いつどこで曲がったか覚えてない。


至「…それじゃ、慣れるまで俺が毎回こうやってつれてってあげるよ。」


そう言うと至さんは本日２度目の頭クシャクシャをしてきた。


『…！！////』


正直告白されたこととかはあるが、全部断ってきたから(…すごいです)こういったことには耐性がない…


至「はは。A、顔真っ赤。」


うん。自分でも分かるよ…


『…からかわないでください///』


至「からかってないよ。ただ可愛いなって。」


『それをからかうって言うんです！///』


可愛いって今日で何回言われたっけ。
全然、可愛くないのにな…
ここの人はみんな視力が悪いんだろう。←


至「ついたよ、ここがオレの城。」


城…！？そんな広いのかな？？
あ、自分のこと王子様だと思っていらっしゃるのかしら。←
確かにすごくイケメンで王子様見たいだけど！(それな。)


『お、おじゃまします！！…ってすごいゲームとパソコンの数！！』


これは誰が見ようとゲーマーだって一瞬で認識できる！！


至「Aは、そっち側のベッド使って。あと、たまに実況とかするから、そんときは存在消すこと←」


『え、あ、はい！！』


静かにしてろってことだよね。
それにしてもこれだけあったら、ちょっとやって見たいな…なんて。


至「どしたの？」


『至さん、今度私もゲーム触らせてもらってもいいですか！？』


至「もちおけ。にしてもA、ゲーム興味あったんだ。」


『最近友達がゲームするようになってその話聞いてたら面白そうだなって。そしたら、至さんこんなたくさん持ってるからすごくしてみたくなったんです。』


至「じゃ、今日早速しようよ。万里も呼んで。」


『万里もゲームするんですか？？』


至「するよ。いつも張り合ってくるからうざいくらい。」


『はは。楽しそうですね！』


至「やるからにはみっちり鍛えるからよろ。」


『お、御手柔らかに…』


至「はは。冗談。普通に楽しんでやろ。」


『またからかう…』


至「んー。A、面白いから、からかい甲斐があるんだよね。」


『なんですか、からかい甲斐って。』


至「気にしない。気にしない。」



そい言ってはぐらかされた…

でもゲーム楽しみだなぁ。

＝１６話『からかい甲斐』＝→←＝１４話『部屋決め』＝

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