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佐久間くんが来てから3週間が経った。
相変わらず佐久間くんの目と笑顔は苦手だけど、最初よりはマシになってきた、と思う。
佐久間くんが悪いわけじゃないんだけどね…。
佐｢おはようございます！先輩〜！今日のお題は苦手なものです！食べ物でもなんでもいいですよ！｣
そして、あの日から毎朝これが続いている。
密かに楽しみにしてるのは内緒。
｢苦手な物か〜。…あ、納豆！これだけは何歳になっても食べられない。｣
佐｢それは相当ですね…笑俺は…お茶系の飲み物です！苦いの苦手なんですよ…。｣
｢あ〜分かるかも。私も大好きって訳ではないし。｣
佐｢ですよね！！だから、お店ではよくオレンジジュース飲みます。｣
｢ふっ…笑｣
前も思ったけど、結構子供っぽいところあるよなぁ…。
佐｢にゃ！笑いましたね！？｣
｢いや、笑ってないよ？笑｣
佐｢誤魔化せませんよ！今も顔が笑ってます！！｣
｢ごめんごめん笑…はぁ、やっぱり佐久間くん面白いね笑｣
佐｢…｣
急に佐久間くんが黙った。
しかもすごいこっち見てくるよ…？
｢…？どうかした？｣
佐｢先輩、ずるいです。｣
｢え？何がよ？｣
佐｢…あぁ！もういいです！仕事始めましょう！｣
｢うん…？｣
なんだか今日の佐久間くんはおかしい。
準備をしていると、課長が来た。
｢おぉ、2人ともいい所に！｣
｢何かありましたか？｣
｢今年も'あれ'の時期がやってきたぞ。｣
佐｢'あれ'って…？｣
｢…まさか。｣
嫌な予感しかしない。
｢そのまさかだ。2人でやってくれ。栗田、説明は任せた！｣
｢はぁ…いつも人任せなんだから…。｣
佐｢え？どういうことですか？？｣
｢説明するから、ちょっと着いてきて？｣
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作者名：さくらもち | 作成日時：2022年8月1日 14時
