三海 ページ4
「あんたルフィの親戚なのか!?」
「そんなに驚くことか?親戚の1人や2人いてもおかしくないだろ」
口をあんぐり開けて驚いている海賊達を尻目にビールを飲む。あー美味い。
「なぁ名前はなんていうんだ?」
赤髪の男はいつの間にか俺の隣に移動していた。
「モンキー・D・Aだ。人に聞くときは自分から名乗るもんだぞ若造」
「あぁ、これはすまない!俺はシャンクスだ。よろしく」
シャンクス…赤髪…。思い出した。最近イーストブルーで有名な赤髪海賊団の大頭がそんな名前だったはずだ。
幸い俺の事を知らなそうだなぁ。マキノさんがニコニコサービスしてるってことは、そんなに悪い奴じゃないんだろう。
「それで「あー!!!にいちゃん!!!なんでいるんだ!?」…ルフィ、おかえり。久しぶりだな」
赤髪に質問を投げかけようとした俺の声は、元気な声でかき消された。
「会いたかったー!!!」
と、猛ダッシュで突進してくるルフィを抱き上げる。
「俺も会いたかったぞ〜最近仕事が忙しくてなぁ。お土産も買ってきたからすねんなよ」
なんで来なかったんだよ〜と、頬を膨らませ拗ねてますアピールをしているルフィをそう言いながら宥める。
「お土産!?ならしょうがねぇな!」
やっぱりそれか。現金なやつだなぁ…そこも可愛いけど。
「おいルフィ!隠し事なんて酷いじゃないか」
「隠し事?俺なんも隠してねぇぞシャンクス!」
赤髪に本当に分かりませんって顔を向けるルフィ。
「親戚がいるなんて教えてくれなかったろ?」
「聞かれてねぇもん!」
まぁルフィらしい理由ではある。
「そんなことよりにいちゃん!今日はいつまでここに居られるんだ?」
パッと俺の方を向いて言うルフィ。
「そうさな…1週間は居るつもりでいるぞ」
「やったー!!じゃあいつもより遊べるんだな!」
「おう!たくさん遊ぼうな」
ぴょんぴょんと跳ねながら喜ぶルフィの頭をくしゃくしゃと撫でてやると、へへっと笑顔を溢す。うん。可愛い。
「じゃあ!シャンクス達とみんなで遊ぼう!」
「えっ?…あぁ」
休暇に海賊と遊ぶって大丈夫…じゃないよな。
知らなかったなんて通じないし。
「にいちゃん?嫌なのか?」
「いや、一緒に遊ぼうな!」
知らなかったことにします。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←二海
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
skyzero(プロフ) - モカさん» ありがとうございます!頑張ります! (2022年9月11日 22時) (レス) id: a39e86e91f (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 凄く面白かったです‼更新も頑張ってください‼‼ (2022年9月9日 15時) (レス) @page2 id: 68e38e087b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:skyzero | 作成日時:2022年7月3日 20時