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流石に高校生だった俺らはそこそこ体力があったし
なかなかなスピードで空き部屋まで辿り着いたと思う。



北斗に促されるようにドアに耳を当てると、微かにAの声が聞こえた。思い出すだけで苦しくなる、か弱い声。




田「なぁ、これやばいって。」

高「振付師さん帰っちゃったよ」

森「どうすりゃいいんだよ、、、」




そんな時真っ先に動いたのは、北斗だったかな。



北「この時間が一番無駄なんじゃねぇの?」

そう言い放った北斗は、なんの躊躇いもなく壁を蹴り破った。





京「っっっ、沙羅崎さん、、、、!!!」



必死に体を守るAの姿は、今でもたまに俺の心を抉る。

ビリビリに破れたリハ着
必死に自分で自分の体を守るように腕を回していて、遠くから見てもガタガタと震えていた。




田「なぁ、、、お前らこれは違うんじゃねぇか。」

森「おい黙ってんじゃねぇよ!!!」



樹と慎太郎の怒号が飛ぶ。
俺も許せなくて、胸ぐらを掴んでやろうと一歩踏み出した時、不意に北斗に遮られた。




北「あいつらは樹達に任せればいい。オレらは沙羅崎さん、助けないと。
俺ら、アイツらと変わんねぇんだよ。見て見ぬふりしてた。結局今まで逃げてた。でももう目を逸らすなんて許されねぇよ。」

“俺らが沙羅崎さん守るしかない。”




そう呟いた北斗の視線の先には、震えるA。

あんなにも震えてるのに、顔が真っ白なのに
なのに涙を零していなかった。必死に目を瞑って耐えていた。




辛そうで苦しそうで堪らなくなって
気づいたら、Aを抱き締めてた。








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夜桜(プロフ) - 夢主ちゃんが女の子の日になっちゃうお話が読んでみたいです。 (2022年1月11日 13時) (レス) id: 91e5b79796 (このIDを非表示/違反報告)
rena(プロフ) - あんずあめさん» あんずあめ様リクエスト有難うございます!♡これからもよろしくお願いします! (2022年1月11日 11時) (レス) id: 11c1b0e842 (このIDを非表示/違反報告)
rena(プロフ) - わかさん» わか様!リクエスト有難うございます!執筆まで暫くお待ちください!これからもよろしくお願いします♡ (2022年1月11日 11時) (レス) id: 11c1b0e842 (このIDを非表示/違反報告)
あんずあめ(プロフ) - 樹くんが熱を出してしまったけど隠していて、ヒロインちゃんが気づくお話を読みたいです! (2022年1月8日 10時) (レス) @page28 id: 9c5c1f383c (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 高地くんとドライブデートする夢主ちゃんが見たいです! (2022年1月5日 21時) (レス) @page28 id: ecdf86f4c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RENA x他1人 | 作成日時:2020年7月11日 11時

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