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上着も着ずに章ちゃんちを飛び出して、どのくらい時間が経ったんだろう。
真っ青なワンピースが、雪で白く染まった街に映えて見える。
・
会社の前のベンチに座って、ただただ信ちゃんが出てくるのを待っていた。
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・
章ちゃんちを出てきたときに茜色に染まっていた空が、今はもう暗闇に包まれていて。
ちらほらと、雪が降ってきていた。
寒さが増すとともに、体がどんどん冷えていく。
ノースリーブのワンピース一枚では、寒くて敵わない。
・
でも、信ちゃんが来るまでは…
そう思っていた時だった。
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肩や腕に舞い下りていた雪が、ふっと無くなって。
目の前には、人影。
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・
信「おまっ…そんな恰好で何してんねん、!!」
ゆっくり上を見上げると、そこには傘を私に差し出して目を見開いている彼の姿があった。
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安心したのか、
はたまた罪悪感が押し寄せたのか。
熱いものがこみ上げて来て、私は彼に抱きついた。
・
その反動で少し後ろによろついた信ちゃん。
でも、優しく頭をなでてくれて。
・
・
信「…帰ろーや、」
優しくそう囁くから
私は、ぶんぶんと頭を縦に振った。
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あーま(プロフ) - 完結おめでとうございます(*^_^*)めっちゃ感動しました( ；´Д｀)泣きました( ；´Д｀)大倉君の最後の手紙めっちゃかっこいいですね(*^_^*)でも最後の名前はあの人にしましたよ(^O^)これからもファンとして応援させて下さいね(*^_^*)ありがとうございました（≧∇≦） (2014年7月22日 3時) (
レス) id: 3e12d0c9c0 (このIDを非表示/違反報告)
∞のん∞(プロフ) - かおりさん» 御返事遅くなってしまって申し訳ありません； 最後までありがとうございました。嬉しい言葉ばかり掛けていただいて、本当に嬉しいです（´｀* ） かおりさんの記憶に残る作品の一つになれていられたらまた幸せです、＊ (2014年6月4日 6時) (レス) id: 74f71dc7db (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - めっちゃ泣きました。最後の手紙の縦読み見て余計泣きました。めっちゃええ話でこの話好きです！ (2014年3月10日 23時) (レス) id: ca21df2efc (このIDを非表示/違反報告)
∞のん∞(プロフ) - キキさん» 遅くなってしまってすみません汗 此方こそ、結構前のモノなのに見つけて最後まで読んでくださって有難うございました、!! (2014年1月28日 6時) (レス) id: 73b4a23952 (このIDを非表示/違反報告)
∞のん∞(プロフ) - 忠美さん» 遅くなってしまってすいません、!! 有難うございます＊ 天才ではありませんが(笑)、そう思っていただけて光栄ですw (2014年1月28日 6時) (レス) id: 73b4a23952 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞のん∞ | 作成日時：2013年6月15日 5時
