兄ちゃん系女子マネージャー。【ハイキュー】 (ページ9)

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兄ちゃん８。ページ9

清「＿＿とまあ、大体マネの仕事はこんな感じかな。まだ細かい事とかは私がやるから、今は基本的な事だけ覚えててくれればいいよ」

『…はい、おっけーです！』

清「ほんと？大分テンポ早めだったと思ったんだけど…。Aちゃんってマネ経験ないんだよね？」

『？はい、そうですね』

清「すごいね、飲み込み早くてびっくりだよ」

『あ、ありがとうございます！潔子さんの教え方がすごくわかりやすいおかげです！』

体操着に着替え、マネージャーの仕事を教わった。

潔子さんは実際にお手本を見せながら、丁寧に教えてくれた。

ちょーおわかりやすい。

てゆーか喋ってる声ですごく癒される。

ヤヴァイね。

清「じゃあ、そろそろ休憩になるから、ドリンク持って行こうか」

『はい！あ、ウチこっち持って行きますよ！』

清「え、いいの？こっちの方が軽いのに…」

『いいんです！潔子さん、今まで1人でやってたんですよね？手、荒れ気味です。せっかく綺麗やのに、勿体ないやないですか。これからはウチもいるんで、ウチが力仕事引き受けますよ！これでも力持ちなんで！』

清「…！ありがとう。じゃあちょっとだけ、お願いするね。私も手伝うから、Aちゃんも無理はしないでね？」

『はい！』

そう言って、部員のみんなにドリンクを持って行った。

──

今までのやり取りをたまたま見かけた田中氏と縁下氏

田「……なっ…!!み、見たまえ縁下!!あそこでマイナスイオンが…ッ!!」

縁「……(コイツ、マイナスイオンとか知ってるんだ…)」

田「……はぅわッッ!!あの潔子さんが、あんなに笑顔に……！新マネ、侮れん…!!」

縁「……(コイツ、侮れんとか知ってるんだ…)」

縁「(……でも、)」

2人「(…潔子さんも、マネージャーが増えて嬉しいんだろうな…)」

とある高校、とある部活、とある部員の、束の間の休息。