兄ちゃん系女子マネージャー。【ハイキュー】 (ページ8)

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兄ちゃん７。ページ8

『しっつれーしまーっす…』

そろそろと慎重に体育館に足を踏み入れる。
もう既に部活は始まっており、あちこちにボールが転がっている。

＿＿待ってどうしよ誰に声掛けたらええんやろ。誰が主将かも分からんし。

近くにいる人っていっても練習してるから邪魔になるよな…

「…ねえ、もしかして、マネージャー希望の子？」

ウチが視線を彷徨わせながら困惑していると、後ろから静かだけど凛とした、可愛らしい声が聞こえた。

後ろを振り返るとそこには＿＿＿

『んにゃっっ!!?べっ…めっっちゃべっぴんさんや……っ!!』

「えっ？」

ハッ！いけない！声に出てもうた!!恥ずかしい！

『あっ、あのっ、そうです！男バレのマネージャーやりたくて来ました！』

「！ほ、本当に!?」

『はい！』

「(ﾊﾟｧｧｧ)ありがとう！新しいマネージャー募集しようと思ってたの！」

『(かっ、可愛い…!!)ま、まじすか！あっ、ウチ星野Aって言います！よろしくお願いします!!』

「私は清水潔子。潔子って呼んでくれると嬉しいな。よろしくね、Aちゃん」

『(お互い名前呼び…!!)はい!!お願いします、潔子さん！あの、コレ、入部届なんですけど…』

清「あっ私貰うよ。あとで主将に渡しておくから」

『ありがとうございます！』

顔だけじゃなく性格も女神ーーー!!
なんだよ男バレ羨ましいなおい!!ほんとにウチなんかが入っていいのか不安になるわあ…

清「大丈夫だよ、Aちゃんも、いや、Aちゃんの方がずっと可愛いから」

『ひょえっ!?』

まっ、まさか……!!

清「声に出てたよ(ｸｽｯ)」

『！/////』

またやあああ!!なんでなん!?可愛い人を前にすると心の声ダダ漏れになるんウチ!?恥っっっず!!気を付けよ…

清「ふふっ、じゃあせっかく来てくれたし、マネの仕事教えようと思うんだけど大丈夫？」

『はい！お願いします！』

清「うん。じゃあまず部室に案内するね。そこで体操着に着替えてからにしよっか」

『あっハイ！』

自分が制服だということを忘れていた俺氏。
そんな訳でウチと潔子さんはとりあえず部室へ向かうことになった。

───
夢主ちゃんは可愛い人の前だと兄ちゃんってより普通に女の子。ちょっと緊張する。

そして夢主ちゃんはもともと可愛い。とても。