兄ちゃん系女子マネージャー。【ハイキュー】 (ページ42)

今日:13 hit、昨日:262 hit、合計:150,267 hit

兄ちゃん４１。ページ42

月島side

翌日早朝

月「……ん…」

窓から入る朝日で目が覚めた。

＿＿＿ところまでは良かった。

自分の腕の中になんかいることに気づいた。

月「………あ。」

僕の腕の中にいたのはAだった。

そういえば昨日……。

月「……//////」

自分で思い出して赤面するとかバカじゃないの。
しかもどう見たって抱きついてるのは僕。
昨日いろいろAにちょっかいかけたのも僕。
Aは普通に横向きで僕の方を向いて寝てる。

………最悪。

中学から日向の面倒を見てたっていう話と、今までの振る舞い方からして姉ちゃん、っていうより兄ちゃん、って感じなのは何となく思ってた。

だけどコイツ警戒心なさすぎじゃない？

ちょっかいかけたのに逆に赤面させられるし、先に勝手に寝られるし、朝先に起きたのも僕でこんなに悶々と考えてる。

流石に悔しいよね。ここまでやられて僕だけ照れてるなんて。………あんまり認めたくないケド。

他の皆はまだ寝てるし、この状況を誰かに見られても困るのでAを起こす事にした。

＿＿＿＿＿もちろん簡単には起こさないけどね。

とりあえずトントンとAを軽く叩いて起こす。

『………んにゃ……？』

よし。

月「……おはよ。」

Aの耳元で、できるだけ低い声で呟いた。

『～～っっ!!?//////(ｶﾞﾊﾞｯ』

ふふっ、大成功。

跳ね起きたAに合わせて、僕も体を起こした。

『な…っ!?///え…ぅ…は……？///』

月「ww混乱し過ぎデショ」

『いやだって……え？///あれ？///』

月「どう？その後よく寝れた？」

『…？その後？………あ"。』

どうやら思い出したよう。

『あ～……おかげさまで…？…その節はどうもお世話になりました？』

月「なんで疑問形なのさ」

『これでいいのかわからんねん。あと起こされ方に不満が』

月「お返しだし。」

『え？』

月「…なんでもない」

『ほんま心臓に…いや耳に？悪いわ～』

月「知らないよ。…でも感謝しなよ？武田先生と朝ごはん作るんデショ？」

『…ﾊｯ!せやねん！5時には始まる……おわ！ええタイミングやわ！ほんまやな！蛍ありがとぉな！』

月「…別に」

Aはそう言って布団をたたみ、押入れにしまってからそそくさと部屋を出ていった。

…その後なんか『うわああぁぁ!!』っていう叫び声が聞こえたけど。

──
台所への道中

『……。(月〈…おはよ。〉)…うッ///……うわあああぁぁぁっっ!!///』

──

その理由を僕は知らない。