兄ちゃん系女子マネージャー。【ハイキュー】 (ページ5)

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兄ちゃん４。ページ5

入学式から帰って来て、先生の話を聞く。
このあとは部活見学があるらしく、帰宅したい人は帰宅できるらしい。

丁度チャイムが鳴り、生徒たちが一斉に動き出す。

ちなみにウチはホントならこのまま部活見学行くハズやったんやけど、先生になんか運び物頼まれたわ。
ただ席近いからって理由で。
しかもその時月島にあからさまに笑われたわ。ふざけんな担任。ふざけんな月島。山口は手伝おうか？って言ってくれたんに。
聞けば月島と山口は小学校から一緒らしいけどなんやこの性格の差は。
そんな優しい優しい山口にはそんなん頼めんし1人で全然運べるから大丈夫って言っておいた。

そして荷物を持って立ち上がって思った。

『アンタら2人とも背ぇたっか!!』

思ってへんわ言ってもうたわ。首が痛い。死ぬ。
そしてそれを見た月島はあからさまに悪い顔した。
めっちゃ見下してくる。くっそ月島本体(メガネ)砕くぞ。

月「あーらちっちゃい星野サンが重ーい荷物持ってどこに行くのカナ？気の毒だねぇ席が近いからってだけで～w」

…コイツなぁ…!!

(ｸﾞｱｯ)(ｻｯ)

流石にイラッときたウチは持った荷物を机に置いて月島の本体を取った。

月「!?」

山「うわぁ!?」

『あんまりバカにしてるとアンタの本体砕くで!?』

山「…すごい、何今の跳躍力…！…本体？」

月「本体じゃないし。返して。…ハァ、貸して」

『んぇ？』

メガネを返してやると、なぜだか荷物を半分くらい持ち始めた。

『いや別にその見下してきたんがイラッとしただけやし。こんくらい1人で運べるから大丈夫やで？』

月「……ちびゴリ」

『アンタは口を開けばそんなんばっかやな!?』

山「俺も持つよ！」

『山口はホントええ奴やなあ！今度なんか奢ったる！』

山「えぇ!?流石にそれは悪いからいいよ！」

『とりあえず行こか？ウチはこの後部活見学する予定やから』

山「そうなんだ！俺らは今日はこのまま帰るんだ」

『あっそういやウチのこと知ってたってことは2人はバレーやってたん？』

山「そうそう！部活も一応バレー部入る予定なんだ！ね、ツッキー？」

月「まあね」

なるほどねぇ…確かにその身長ならそうか…

とか話しながら職員室に向かう。

3人「失礼しまーす」

ゆるーく挨拶して職員室に入る。机に置いといてと頼まれていたのでその通りにして退室。

『2人ともありがとーな！』

月「ん」

山「うん！じゃあね！」

2人に別れを告げ、ウチは体育館に向かった。