兄ちゃん系女子マネージャー。【ハイキュー】 (ページ35)

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兄ちゃん３４。ページ35

菅「…!?ちょっ、ちょっと説明が欲しいかな？」

スガさんが困惑気味に聞いてきた。

『あっスミマセンつい興奮しちゃって…えと中学の時から西谷さん有名ですごく憧れなんですよ！リベロの鏡、みたいな！スガさんの話聞いた時からどんな人なんやろって気になってたんですけどまさか西谷さんだったとは思わなくて…！』

澤「ああなるほどな。2人ともベストリベロ貰ってるしな」

西「ハッハッハ！なんだコレめっちゃ気持ちイイ!!」

菅「でもAだって相当な実力者だろ？なんでそんな…」

『だって男子の強烈なスパイクやサーブを上げるんですよ!?そりゃ憧れますって！』

菅「確かにプレーは憧れるよなぁ」

『プレー“は”…？』

西「(ｸﾝ)あ!!」

突然西谷さんが叫んだと思うと体育館の入口の方を見た。そこには……

『潔子さ「潔子さぁ～ん!!貴女に会いに来ましたぁ～!!」……なるほど……』

田「ﾌﾞﾎｯ一瞬で察した！w」

菅「相変わらず嵐の様だな…」

日「ゲリラ豪雨…」

澤「ハハッ！喧しいだろ！…でもプレーはびっくりするくらい＿＿＿静か。」

『……』

飛雄のサーブ取ったことないから分からんけどウチでもあんなに静かに取れるかって言われたら微妙やな…

西「＿＿で、旭さんは？戻ってますか？」

西谷さんが頬に手形をつけて聞いてきた。
……潔子さんおつよいのね…

そして静まり返る体育館。

旭さんって誰なんやろ。

菅「……」

澤「……いや」

西「!!＿＿あの根性無し……!!」

『!?』

西谷さんがさん付けで人を呼ぶって事は3年なんか思たけど……どういう事…？

田「こらノヤ！エースをそんな風には言うんじゃねえ！」

…！エース、なんか……
翔陽をチラリと見るとやはり反応していた。

西「うるせえ！根性無しは根性無しだ!!前にも言った通り旭さんが戻んねぇなら俺も戻んねぇ!!」

そう言って体育館から出て行ってしまった。

……ワケあり、って事か…
ウチらが来る前に、何があったんやろ…

…と、思っていたら翔陽が西谷さんを引き戻してくれた。まぁ翔陽にレシーブを教えるだけで部活に戻る訳ではないらしい。

それでも先輩方は一安心。

そして部活終わり、西谷さんが翔陽に教えているのだが…

西「サッといってスッってやってポンだよ」

全「??」

……あぁ…超・早朝練の時にウチが感覚派だって言ったら龍さんとスガさんがお前もか…みたいな事言ったのはこういう事やったんか……納得。

こりゃ分からんわ。