兄ちゃん系女子マネージャー。【ハイキュー】 (ページ30)

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兄ちゃん２９。ページ30

『ほぉぉ…！体育館でっか…！』

日「ひ、人も…！」

「第3体育館」て書いてあるで。他にコレと同じかそれよりデカいのがもう2つあるってことやろ？

私立高校恐ろしいわ……

青城は全員の能力が平均して高く、他校に行ったらどこでもエース張れるような人が揃っているのが特徴なんだそう。

大地さんとスガさんの顔に汗が滲む。

田「どうしたんすか2人とも～！ブロック引っ掻き回す為の日向じゃないですか～！なあ！」

そう言って龍さんが翔陽の肩を叩く。

田「まあお前が下手くそなのはわかってっからカバーは任せろ！」

澤・菅『(…おっ)』

田「あっでもサーブ打つ時だけは1人だからな！孤独だからな！ミスんなよ！サーブミスは即失点だからな！」

澤・菅『(ばっ/なっ)』

龍さんーーー!!折角翔陽がええ感じなったのに!!

と思ったら、いつの間にか翔陽が消えていた。

田「!?日向どこ行った？」

山「トイレ行きましたよ」

田「『またかよ！/またかい！』」

──

「烏野高校対青葉城西高校練習試合始めます！」

全「お願いしアース!!!」

始まる前から色々ありつつも、なんとか始まった。

＿＿＿が。

1セット目はもう翔陽が完全に呑まれてた。
緊張で大地さんのレシーブを横取りしたり、龍さんと接触したり、助走で躓いたり……

タイムアウトをとっても変わらず…

澤「よし！確実に1点ずつ返してこう！次のサーブは＿＿あ"っ」

『……』

よりによって…このタイミングで…翔陽のサーブ…!!

…翔陽呼吸止まってへんか？生きとる？大丈夫？

『しょーよー、深呼吸ー！』

日「……」

ダメだ完全に固まっとるし聞こえとらん…！

(ﾋﾟｰｰｯ)

笛が鳴った。
翔陽はそれに驚いてボールを手から離した。

日「(あ"っ!?ヤバいっちゃんと手に当たってな＿＿)」

翔陽が不完全に打ったサーブは＿＿＿＿＿

(ﾊﾞﾁｰﾝｯ!)

全「………」

飛雄の後頭部にクリーンヒット。

・

・

やばい＿＿＿!!