兄ちゃん系女子マネージャー。【ハイキュー】 (ページ21)

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兄ちゃん２０。ページ21

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今は翔陽たちが速攻について議論中。

影「…速攻なんて合わせたこともないのに、まだ無理だろ」

なんや影山、変に消極的やな…

日「なんだお前変！そんな弱気なのきもちわるい変!!」

翔陽も同じ事思っとったみたいやな笑
…にしてもきもちわるいって…

月「王様らしくないんじゃなぁ～い？」

ここに来てまだ挑発するんかアイツは全く……

日「今ブチ抜いてやるから待ってろ!!」

月「まァーたそんなムキになっちゃってさぁ、なんでもがむしゃらにやればいいってモンじゃないデショ。
人には向き不向きがあるんだからさ」

その時龍さんが拳グッ！ってやってたけど大地さんに抑えられてた。
すごく表に出やすいんやな…。まぁいい先輩だってわかるけども。

日「…確かに、中学ん時も、今も…おれ、跳んでも跳んでも、ブロックに止められてばっかだ。だけど

＿＿あんな風になりたいって思っちゃったんだよ

だから、不利とか不向きとか、関係ないんだ。この身体で戦って、勝って勝って、

もっといっぱいコートにいたい！」

影「＿＿…！」

『…！翔陽……』

日・影〈…いやだ、おれはまだ、〉

〈まだコートに立っていたい〉

月「…だからその方法がないんでしょ。精神論じゃないんだって。“キモチ”で身長差が埋まんの？リベロになるならハナシは別だけど」

影「………」

その時、影山が、何か吹っ切れたように見えた。

影「…スパイカーの前の壁を切り開く…」

日『？』

影「その為のセッターだ」

全「!?」

─

先程の影山の発言から、現在翔陽たちが何やら話し合っている。

菅「…何話してるんだろうな、アイツら」

『そーですねー…さっきなんか影山吹っ切れた様な顔しとったし、悪い方にいってる訳ではなさそうですけどね…』

多分。

あっ、終わったっぽいな。

翔陽腕ブンブンしとる。

月島のサーブを翔陽がレシーブ。

日(そんで右に……)

日「(跳、)ブァァ!!?」

『ん"っ？』

影山が何故かあの中学の時の様な速いトスを上げた。

日(…え、こんな速いの??)

…って顔しとるわ翔陽。

影「おい何してる！もっと速＿………」

月「出たー王様のトス～」

影「チッ」

『……全く…』

溜息と共に一言言おうとした、その時。

(ｽｯ)

菅「大丈夫、俺が行くべ」

『！スガさん』

スガさんが手でウチを止めながらニッコリ笑った。

イケメンや……

せっかくなのでここはスガさんに任せる事にした。