兄ちゃん系女子マネージャー。【ハイキュー】 (ページ3)

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兄ちゃん２。ページ3

それから月日は流れ、中学校を卒業し、高校に入学。

中学で友達になった日向翔陽と同じ、そして小学生の頃に見た“小さな巨人”の通っていた、あの「烏野高校」。

まさか翔陽も“小さな巨人”に憧れていたとは知らず、中学校入学早々に仲良くなった。

ウチはそんな翔陽が“小さな巨人”になる瞬間が1番近くで見たくて、ココに来た。

まあ家計の問題がウチにはあるから翔陽が白鳥沢とか青城行くとか言ったら行かなかっただろうけど。

新山女子や白鳥沢から推薦来てたし、バレーしたいって気持ちもあったけど、ウチは見るのも好きだからいいかな、なんて。

日「Aー！何ボーッとしてんだよ！置いてっちゃうぞ！」

『え!?あ、ちょ待ってーや！』

絶賛登校中なんデス、ウチら。

自転車で。

ウチスタミナある方やけど、体力おばけの翔陽には敵わん。

とかなんとか言いながら、烏野高校校門前に到着。

『クラスどうなんやろなー』

日「えーAと一緒がいいなぁ…」

『3年間も同じクラスやったからなあ、いないと慣れへんよな～』

日「Aに頼れなくなる!!」

『そこかい！もう高校生やん！自立せえ！それにアンタ妹おるやろ！兄ちゃんしっかりせえや！』

日「おれの兄ちゃんって事で！夏の兄ちゃんの兄ちゃん！」

『意味わからんわ。ほなクラス表見るで』

日「おうっ……(ｺﾞｸｯ」

そう言って玄関に貼りだされているクラス表を確認する。

…………。

2人「…………」

日「……くっそぉ…見えねぇ……!!」

『…………』

そう、意気込んでクラス表を見ようとしたのはいいが、当然他の生徒もいる訳で。
背の低いウチらが見えるハズ無く。
ウチからすれば翔陽だってデカいと思うんやけどね。

『…も、もうちょい待ってみよか、そしたら人も少しは減るやろうし』

日「おう…」

＿数分後＿

日「……あ！おれあった！1組！Aは!?」

『……あっ、あった！ウチは4組や』

日「あああ～～分かれたぁ～～しかもほぼ正反対じゃねーかー…」

『まあしゃあないわな。んじゃ翔陽、またあとでな』

日「おう！部活見学な！」

そうしてウチらはそれぞれの教室に向かった。