第５２章 ページ9
イリーナ先生と烏間先生も呼んでこいと言われたので、メグが2人を呼びに行く。
イリーナ先生が到着した所で、タコは話し始めた。
殺「イリーナ先生、プロの殺し屋として伺いますが、貴方はいつも仕事をする時用意するプランは一つですか？」
イリーナ先生は何故そんな事を聞いてきたのかわからなそうに一瞬悩み、その後話し始めた。
イリ「いいえ。本命のプランなんて思った通りに行く事の方が少ないわ。
不測の事態に備えて、予備のプランを綿密に作っておくのが暗殺の基本よ」
殺「では次に烏間先生、ナイフ術を生徒に教える時、重要なのは第一撃だけですか？」
烏間先生もタコが皆んなに言いたいことがわかったようだ。
烏「第一撃はもちろん最重要だが、次の動きも大切だ。
強敵相手では第一撃は高確率で躱される。
その後の第二撃、第三撃をいかに高精度で繰り出すかが勝敗を分ける」
長いセリフをお疲れ様ですっ！
前「…結局何が言いたいんだよ」
タコはまだこっちを振り向かず、
殺「Aさん」
ん？
『何ー？』
殺「貴方は私の言いたいことがわかっているようですね。
簡単に説明出来ますか？」
…しょうがないなー。
『さっき先生達が言ったように、しっかりした次の手があるからこそ2人のような暗殺者になれる。
でも、皆んなは暗殺があるから勉強なんてどうでもいいやーって思っちゃってるよね？
だけどもし、私や先生達…ううん、もっと別の暗殺者が殺しちゃったら皆んなはどうするの？
暗殺が無くなった瞬間、皆んなはただの落ちこぼれのE組に逆戻り…。
それは劣等感の原因から逃げてるだけ。
こういう事じゃないの？』
私が長々と説明すると、
殺「その通りです、私の言いたいことをほとんど言ってくれましたね」
するとタコはその場でぐるぐると竜巻のように回りだした。
殺「Aさんの説明に付け足すのは、先生のこのアドバイスだけです。
“第二の刃を持たざる者は暗殺者の資格なし!!”」
静かになったと思うと、雑草だらけだった校庭が綺麗になっていた。
殺「もし君達が自信を持てる第二の刃を示さなければ、先生の相手に値する暗殺者はこの教室にはいないと見なし先生は去ります」
渚「第二の刃…いつまでに？」
殺「決まっています…明日です。
明日の中間テスト…クラス全員50以内とりなさい」
タコは、私の考えの上をいくことが多い。
だからこそ面白い。
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フューズ(プロフ) - ききなこさん» ハイ!OKです!! (2017年11月13日 13時) (
レス) id: 533c8db921 (このIDを非表示/違反報告)
ききなこ - フューズさん» リクエストありがとうございます！おそらく、今後転入生として出ると思うので、それでもよろしいでしょうか？ (2017年11月13日 12時) (レス) id: 27e56232ba (このIDを非表示/違反報告)
フューズ(プロフ) - リクエストで夢主ちゃんとイトナ君の絡みをお願いします!! (2017年11月9日 18時) (レス) id: 533c8db921 (このIDを非表示/違反報告)
ききなこ - 妖狐ゆっちー☆さん» リクエストありがとうございます！前もコメントくれてました…よね？(違ってたらすみません!!)それ凄く面白そうなので、やってみたいと思います！ (2017年11月4日 19時) (レス) id: 27e56232ba (このIDを非表示/違反報告)
ききなこ - 美音さん» リクエストありがとうございます！狭間さんですね…頑張ってみます!! (2017年11月4日 19時) (レス) id: 27e56232ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ききなこ | 作成日時：2017年10月9日 12時
