もも君の妹はカルマ君に好かれています２〈つー〉【暗殺教室＆ももくり】

第６２章 ページ19

…もちろん、一瞬で捕まったんだけど。




「ああ？こいつさっきの奴らの一人じゃね？
何でここが分かったんだ？」


「知らねえけどよ。
…って、こいつまさか女？」


「はっ!?回収し忘れたのかよ」


「ジャージで帽子かぶってて気づかなかったんだよ…てか、こいつ何気の可愛くね？」


「マジ？やりい、さっきの二人といい可愛い奴ばっかで嬉しいぜ」




私の真横でそんな会話を繰り広げている不良達。


…最悪だ。


何も考えずに飛び出してしまったせいで、磯貝にも迷惑がかかり、二人にも心配をかける羽目に。


どうすればっ…。




「じゃあさ、アンタも俺達を仲良く相手してくれるよね？」




恐らくリーダーらしき一人がこっちに歩きながら話してくる。




『んんっ…』




顎をグッと掴まれて、顔を引き寄せられる。




「ほらあ、さっき飛び込んできた威勢はどこ行ったんだ？」




…やだ…


無理…




助けて…




『カルマぁ…!!』






「はあーい、呼んだ？」




隅々まで届くような声が倉庫の中に響いた。




ゆっくり振り向くと…、






磯貝達の班の皆んなと、私の班の皆んな…


カルマ達が来てくれていた。

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