第５４章 ページ11
なんと、テスト範囲を大幅に変えてきていたのだ。
理事長…さすがやり手ですよね。
でも余計な事をしてくれた。
タコが出てっちゃったら元も子もない。
殺「先生の責任です」
こちらに背を向けたまま話す。
殺「この学校の仕組みを甘く見すぎていたようです。
君達に顔向け出来ません」
この暗い空気を一変させたのは、タコにナイフを投げたカルマだ。
業「いいの？顔向け出来なかったら、俺が殺しにくるのも見えないよ？」
そう言って教卓の上に置いたカルマの答案を見て、皆んなが驚く。
業「俺問題変わっても関係ないし」
アイツはほぼ満点に近い状態で学年4位を獲得したのだ。
業「俺の成績に合わせてさ、あんたが余計な範囲まで教えたからだよ。
だから出題範囲が変更されても対処できた。
だよね…A？」
はあ…。
『あーもう、私はカルマほど良くないよ』
私も教卓にテストを置く。
殺「Aさんも…！」
私は学年7位…まあまあですね
殺「しかもAさん、得意な国語と苦手な社会が満点じゃないですか！」
『まあ、国語はいつも通りだけど…社会は磯貝とあんたのお陰だよ…。
その…ありがとう、殺せんせー』
初めて、殺せんせーと呼んだ。
業「でも、俺らこのクラス出る気無いよ。
前のクラス戻るより暗殺の方が全然楽しいし
『…で、どうするのそっちは。
全員50位以内入らなかったとか言い訳して、こっから尻尾巻いて逃げちゃうの？』
業「それって結局さあ…」
『｢殺されるのが怖いだけなんじゃないの？｣』
私と赤羽が口を揃えてナイフを向けると、分かりやすく怒り、それを見て、皆んなも馬鹿にしだした。
するとタコは…
殺「ニュヤー！逃げる訳ではありません！
期末テストでアイツらに倍返しでリベンジですっ!!」
その瞬間、クラスは笑いで包まれた。
私達は、中間テストで分厚い壁にぶち当たった。
でも、私は心の中で思い切り胸を張った。
自分がE組で、そして
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 71人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フューズ(プロフ) - ききなこさん» ハイ!OKです!! (2017年11月13日 13時) (
レス) id: 533c8db921 (このIDを非表示/違反報告)
ききなこ - フューズさん» リクエストありがとうございます！おそらく、今後転入生として出ると思うので、それでもよろしいでしょうか？ (2017年11月13日 12時) (レス) id: 27e56232ba (このIDを非表示/違反報告)
フューズ(プロフ) - リクエストで夢主ちゃんとイトナ君の絡みをお願いします!! (2017年11月9日 18時) (レス) id: 533c8db921 (このIDを非表示/違反報告)
ききなこ - 妖狐ゆっちー☆さん» リクエストありがとうございます！前もコメントくれてました…よね？(違ってたらすみません!!)それ凄く面白そうなので、やってみたいと思います！ (2017年11月4日 19時) (レス) id: 27e56232ba (このIDを非表示/違反報告)
ききなこ - 美音さん» リクエストありがとうございます！狭間さんですね…頑張ってみます!! (2017年11月4日 19時) (レス) id: 27e56232ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ききなこ | 作成日時：2017年10月9日 12時
