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89話 ページ42

『はぁ………』


あれから時間は経ち、現在放課後。メールを送ってからしばらくすると莉犬さんから返信がきて、校舎裏で話す事になった





莉「すみませんAさん。待ちました?」


『うんにゃ、全然』


莉「そうですか、良かったです。

……で、呼ばれたのは…この間の事ですか?」


『…うん』





莉犬side



『…で、返事………なんだけど、ね』


…どっちだろう。心臓がいつもより早めに鳴っているのがよく分かる


『…………




ごめんなさい。付き合えないです』


莉「……そうですか」


…何となく、分かってた。Aさんが、俺にそんな気持ち持ってない事ぐらい。でも少しの可能性にかけて、告白した。

まあ、結果はこれだけど


『あの、本当……ごめんなさい』


目の前にいるAさんは、いつもとは違って目線を下にしたり、俺の目を見たり、オドオドとしていた。

そんな珍しいところが見れて、少し特別な気分になってたりしている。るぅとくんに言われた通り、俺はAさんにゾッコンだ。それはもう、かなり


『……』


莉「知ってました」


『………?』


莉「Aさんが俺に恋愛感情を持ってない事、知ってました。でも、伝えたかったんです」


そう言うと、さらに申し訳なさそうに目を伏せた。そんな彼女に「でも…」と言葉を続ける


莉「それでも、俺は諦めきれません。今、しっかりとフラれたけど、諦める事が出来ません。

俺、これからもずっとアタックしていきますね。絶対に惚れさせますから」


『え……………え”っ………ええ!!?』


莉「気にしなくてもいいですよ、別に。今まで通り接してください。そんなAさんが、俺は好きなんです」


『えっと………………


うん、分かった……いつも通り、ね…出来る限り頑張るよ、うん』


よかった、これで「もう関わるのやめよう」とか言われたら気絶するところだった


莉「じゃ、帰りましょうか!送っていきますよ!」


『え、いいよ別に…!というか家知………ってたね夏祭りの時とこの間送ってもらったわ』


莉「はい、知ってます!さあ帰りましょ〜!」


そう言い、Aさんの手を引っ張って学校を出る。






これからはもっとアタックしていくんで、覚悟しててくださいね。Aさん。

絶対にころちゃんには負けませんから

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ひぃ(プロフ) - らるるさん» ぴくさん…これは本格的に視野に入れといた方がいいかも…??ありがとうございます、これからも更新頑張ります! (2021年10月6日 22時) (レス) id: 5c57e2fa6d (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - クロミツさん» ありがとうございます! (2021年10月6日 22時) (レス) id: 5c57e2fa6d (このIDを非表示/違反報告)
らるる - ぴくとさんと夢主てゃんくっ付けェ~くっ付けェ~()(面白いです更新頑張ってください (2021年10月6日 18時) (レス) id: 1cb681b080 (このIDを非表示/違反報告)
クロミツ - 面白すぎます〜! (2021年8月11日 9時) (レス) id: f32e23aa97 (このIDを非表示/違反報告)
クロミツ - 面白すぎます〜! (2021年8月11日 9時) (レス) id: f32e23aa97 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひぃ | 作成日時:2021年6月9日 23時

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