王子？へぇ、興味無いや2

51話 ページ4

｢ハァ？誰だよお前｣


こ｢誰って言われても…｣


そう言いながら近付いてくるころん。

そして、私の手を取り後ろから抱きしめた。…ゑ？


こ｢コイツの”彼氏”ですけど｣


『！？』


はああああああああ！？！？！？？？？！！


｢は？でも、さっき友達って…｣


こ｢別にいいでしょ。確かに友達でもあるし｣


『…』


こ｢そういう事なんで、さっさと消えてもらえる？人の彼女に手を出さないでよ｣


横目で見てみると、男の事を思いっきり睨みつけていたころん。そんな顔出来たんだね、初めて見たわ


｢ｯ……ああいいさ！こんなブス、もう要らねぇよ！！｣


男はそう言いながら帰って行った。

へっ、ブスなのは自覚してるから痛くも痒くもないねｯ！！


こ｢…はぁ〜〜〜！！ビックリしたぁ…！｣


『私が一番ビックリしたよ』


こ｢うん…だよね…………｣


『…！！』


私の体をくるりと回転させ、自分の方へ向けたあと、抱きしめた


こ｢ごめん、僕が離れてたばっかりに…｣


『いいよ別に、怖くなかったし』


こ｢いや危機感持ってくれないかな…！？心臓止まるかと思った｣


『…ごめん』


ころんより身長低いからどんな表情をしているか分からないけど…申し訳ない事したな


こ｢まあ、それほど”A”が可愛かったって事かな〜｣


『…え？名前……』


こ｢いいでしょ別に？僕らもう結構仲良いし｣


『えぇー…』


私は嫌なんだけど


こ｢いいじゃん！今回のお礼って事で☆｣


『…それ言われると断れないんだけど…』


こ｢断らないでよ‪w｣


『まあいいよ。流石に申し訳ないと思ってるし』


こ｢ふふっ…｣





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


『…で、いつまでこの状態なの？』


こ｢あ………ご、ごめん！！！！｣


『やっと開放された〜』


誰もいないと言えど地味に恥ずいです。ハイ

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