王子？へぇ、興味無いや2

67話 ページ20

はい。ついに来てしまいましたよこの競技が


｢続いての競技は、借り物競争です｣


ｳﾜｱｱｧｧｧｧｱｱｱｱｱｱｱ借り物競争だあああああ！！！

さっきまで物凄くやりたかった筈なのに……今はもうやりたくない！！

あんな事言ってきたころんのせいだからなマジで！！！


『シュシュとかそこら辺の物が当たりますように…』


｢位置について、よーい……((ﾊﾟﾝ！！！｣


さっそく1年が走り出し、地面に置いてあるお題の紙を手に取った。

…あれ待って、あそこにいるのるぅとさんじゃね。出てんのか。あ、どーりで周りが騒がしい訳だな


｢ゴール！！｣


周りを見ているといつの間にか誰かがゴールしていたらしい。誰だ誰だー？


｢1位は…るぅとさんです！｣


君かーい！
てか、気付いたら莉犬さんも一緒にいるやん。お題なんだろ？


｢お題は……クラスで1番仲のいい人です！｣


あー、なるほどね〜！納得だわ。あの2人仲良いからね。というかクラス一緒だったんだ





｢位置について、よーい……((ﾊﾟﾝ！！！｣


ついに来たぜ私の番！！走れ私！！


『取った…！えっとお題は〜〜〜………


ｯ〜〜〜〜………！？？？！？？(声にならない叫び)』


お題…………王子


｢おっと、1番に紙を拾った方がそのまま止まってしまいました！なんて書いてあるんでしょう……お題が楽しみですね☆←｣


｢楽しみですね☆｣じゃねぇんだよ！！！フラグ回収しただろうが！！！！

と、ととと取り敢えず誰か連れて来ないと……！

んーーーー………え、もう、ころんでいいや！！(ヤケ)


『はぁ……………来い！ころん！！！』


こ｢え！？？？！！｣


『いいから！！一瞬だけ！！』


全力疾走でころんの元へ走り、手を取りまた全速力で走る。

OK貰ったかって？？？貰ってねぇよんなもん←


こ｢ちょちょ…！！なんで僕！？てかはっや！！｣


『…』


｢ゴール！！！最初にゴールしたのは……東雲さんです！！｣


『はぁ………何とか1位取れた』


こ｢いやあの、何で僕連れてこられたの？？｣


｢お題は……王子です！！

…感想を頂いても？｣


『最悪です(即答)』


｢はい！感想ありがとうございました〜！｣


やっぱ楽しんでんだろこの人。なんだその笑顔、控えめに言って呪いたいわ()


こ｢……フラグ回収した感じ？｣


『そうだよ！！アンタのせいだから！ホンットに！！』


バシッと音を立てころんの背中を思い切り叩く


こ｢いっっっっった！！！！！！｣

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