[刀剣乱舞]この僕に神様に仕えろって？この切り裂きジャックに？[男主] (ページ2)

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Ⅱ　19世紀後半　猟奇殺人犯ページ2

「や、だ、誰かぁぁぁ！タスケテェ！」

ジャック「ふふ、誰も来ないよ君が選んだんだろう？人目に付かない場所をさ」

然し寒いな

イギリスの冬は冷えるものだ
月が綺麗に見えるからいいけれども

「ド、ドウシテ？お願い助け..ヒゅ」

「触るな..てあれ？もう切っちゃってたのか..」

女は僕にすがったがいつの間にか喉笛が掻ききられて声にならない声をあげて目を開いたまま倒れていった

何も色のなかった地面に血という最高の彩りが広がっていく

何時からこんなに売春、婦を消そうと無感情で居られるようになったのだったか..

「ははｯ..考えても無駄だねさてそろそろ警察(ヤード)が来る頃だ..「ジャック様ですか？」

おや、警察とは違う輩だねここら辺の顔立ちじゃないとすると、アジア系かな？訛りもそんな感じだ

イーストエンドのインド人の方々だろうか

「巷じゃその名前で通っているけども僕に何かご用でも？」

「初めまして我々は日本の神にお仕えするものを斡旋するもの。そして、次に貴方が選ばれました」

「はは、神に仕えろって？アハハこの切り裂きジャックに？日本てのは冗談が苦手と聞いていたがあれは嘘みたいだね？」

マァ、日本人だろうが何だろうが着いていく気は更々無いけどもねぇ。

「着いてきて頂けるなら貴方が罪を犯し捕まったとしてもお助けすると約束しますよ？」

「へぇ、それはそれはとても魅力的で祖剃られる話だが、何かうらがあるとみたよ」

僕と彼等の間を湿って血腥い風が何かの息のようにゆっくりと抜けていく

「流石で御座います。実は..」

「ふーん..そいつは消しちゃっても？」

僕は自前のメスで軽く切る真似を演じた

相手は頷きも振ることもなかったが肯定ととって大丈夫だろうね

「わかった行くよ、餌が魅力的だ僕の気が変わらないうちに早くねあと日本語教えてくれると嬉しいんだけど、だって通じないと困るでしょ？」

相手は安心したのか肩の力が少し緩んだ

「良かったです、もし否定されようものなら乱暴しても宜しいとの命令でしたので。此で受けて頂けるなら日本語なぞ日本人と間違えられるほどに教えて差し上げますよ」

中々に怖いことを言うものだ

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「ねぇ、向こうの月も綺麗なの？」

「ええ、とても」

「それは良かった」

「いきなりどうされました？」

「いや、別に気になっただけだよ」

そうか、月は綺麗か
ならいい

この窓と同じ様な月が見えるならそれでいい