何故か隣の席の奴に凝視されてる。

たぶんそうだった。 ページ9

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「ルイくん、次自己紹介してー！」

「あ、はい。僕は…」

「藍羽ルイさん、ですよね。」



名前を当てられ、目を丸くしている青髪さん…もとい藍羽ルイさん。そりゃそうだろうね。名前も知らない1年に言われたらそうなるわ。うん。
でも初対面ではないんだよな〜。前に1回、会った事あるんだけど。たぶん覚えてないだろうな。



「僕の名前、ご存知でしたか。」

「まぁ…」

「あ、もしかして、俺らのファンだったりする？ルイくん推しとか」

「…何のですか？てか、俺 アールくんは除いてもアンタ達とは面識無いですけど」

「はあああああああ！？！？！？」



赤髪…もといアトムさんが俺の肩を揺さぶる。ぐらんぐらんする。やめい。アルトがそっと引き離してくれたお陰でリバースは逃れた。ありがたや…



「おま、俺達の事知らねーのかよ！？MARGINAL#4って知ってるだろ！？」

「…すいません、あんまわかんないっす。」

「ゆ、ユニコはわかるだろ？」

「悪い、知らん」



アトムさんとツバサが膝から崩れ落ちた。痛そ。てかツバサ達もアイドルだったんか。通りでキラキラオーラ出まくってると思ったら…俺はアイドルなんて見慣れてるからあんまり感動しないんですって。

その後、延々とMARGINAL#4とUNICORN Jr.の魅力について御本人から直々に語られた。ついでに入部届もさり気なく渡された。ルイさん、凄い自然に渡してくんのやめて…




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