IQ200の女の子は・・・って、IQ関係ないよね？歌い手なんだから

解決策は？ ページ13

昼休み、僕は優と部太子ちゃんと3人で昼食を食べていた。

あ「ねえねえ、2人とも…もしもの話だけどさ」

そういうと、部太子ちゃんと優はこちらを向いた。
優「もしもの話って、たとえばどんなの？」
部「それって、もしも自分が人気者だったらとか？」
あ「そう、そんな感じ。それでさ、もしも歌い手で
声が出なくなってしまった2人はどうする？」

それから、2人が考えた結果を聞いた。

優「私は、正直にみんなにそのことを伝える…かな。だって、
友達や応援してくれてるファンの人たちに、隠し事なんてできないよ。」

部「…私も優ちゃんと同じかな。私が相手の立場で隠し事されてたら、
本当に信じてくれてるのか疑っちゃうもん。」

2人は真剣に考えてくれていた。こうやって、
真剣に相談にのってくれる2人は優しいから信頼できる。

そういえば、葉月先輩も信頼できる人になら話しても大丈夫だって言ってたな。

あ「…実はね、このことを言ったのは訳があるの。2人とも
歌い手の灯油さん知ってるよね？」

優と部太子ちゃんはこっちを向き頷く。
先ほど、何故葉月先輩に呼ばれたのか、何を話していたのかを2人に話した。

喋り終わった後、しばらくの間は3人で悩んでいた。
優「…つまり、アンチのコメントに耐えられなくなって
ストレスで、声が出なくなった…ってこと？」

あ「そういうこと。僕たちなら、その気持ちわかるから相談したんだと思う。
コメントで純粋なファンならいいけど、信者とアンチの言い争いは
見ていて嫌だよ。」

これは、きっと歌い手のみんなもそうだと思う。
けど、みんなだって頑張ってる。だから、灯油さんにも
頑張ってほしい。

どうすればいいのだろうか。

優「…ねえ、いい方法思いついたんだ。」



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