王子？へぇ、興味無いや

8話 ページ9

Aside



『！』


あ、謎が1個解けた！こうすればあの犯行ができるのか……後は誰が犯人かだな…


『…あ〜……』


そろそろ首が疲れてきたので回した。どんくらい読んでたんだろ…


？｢…！｣


ん？
今誰かいたような…

私は立ち上がって本棚から顔を出す。
するとそこには…


『げっ…』


こ｢…！！｣


同じクラスで王子？の…(確か)ころんって奴がいた


こ｢ビックリした…((ボソッ

…てか、え？今｢げっ｣て言ったよね｣


『………気の所為だよ』


聞こえてたのかよ。まあ、反射的に(え)言った私も悪いけどさ


『というか、そっちこそ何でいるの？』


こ｢え？
あぁ、えっと、それは…｣


『…もしかして、特等席取ってた？』


こ｢…え？｣


『ここ意外と穴場だって先生が言ってたから…アンタもここ使ってたのかなって』


それなら少し悪い事したかな…少しだけだがな


こ｢…まあ…そんな感じ…？｣


『え、じゃあごめん』


んでも…コイツそんなに本読まなそうだな()


こ｢は！？僕だって本くらい読むし！！失礼だなぁ｣


『え、エスパーか何か？』


こ｢いや、声に出てたし｣


あ、マジか。今度から気を付けよ〜…

なんて思っていると、スピーカーから鐘の音が聞こえた


『あれっ、もう予鈴…！？』


はっや！どんだけ本読むのに熱中してたんだよ私…でもまだ読みたいし…

…や、借りればいいんじゃん。……ｺｯ☆(舌鳴らした音)私天才←


その後本を借りる手続きをし、教室に戻る事にした………が


こ｢ま、待って…！｣


いきなり後ろから手を掴まれた。まだいたんだ


『…なに？早く戻りたいんだけど』


つーかこの場面、女子達に見られでもしたら……フルボッコ確やん


こ｢えっと……一緒に教室、行かない？｣


『は？』


電光石火の速さで反応してやった。え、一緒に戻る？教室に？？無理無理 私が殺されるわ


こ｢…だめ？｣


眉を八の字に下げ、少し首を傾げながら聞いてくる。
え、あざとっっっ！！

にしても…どうしようか…まあ、断るしかないな。私の保険の為にも


『…無理。私が死ぬ』


フルボッコは回避したい。いやホントに


こ｢えぇ………

じゃあ、1つだけお願い聞いてくれる？｣


『内容による』


こ｢えっとね……｣


早く言え。時間なくなるじゃん


こ｢また今度、一緒に話そ？ここで。……ダメかな？｣


…


『誰もいない時間帯だったら…いいんじゃない？』


こ｢！じゃあ、明日の放課後！ここで話そ？｣

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