王子？へぇ、興味無いや

38話 ページ41

？｢何してるんですか？｣


｢『！！』｣


この声って……


る｢こんな時間に｣


『る、るぅとさん…どうしてここに？』


る｢ただの散歩ですよ。

…で？何してるんですか？｣


『えっと、なんか連れ去られようとされてて…←』


る｢はぁ……雰囲気からしてそうだと思いましたけど…貴方アホですか｣


『え』


いきなりの暴言……酷いん


る｢…この人から手を離してください。警察呼びますよ｣


｢はぁ？んな脅し効くわけねぇだろ‪w｣


る｢そんな事言っていいんですか？｣


そう言い、るぅとさんはポケットからスマホを取り出した


る｢…1｣


『？』


るぅとさんは”1”と言うとスマホをタップした


る｢…1｣


……あ、これ110番か！


る｢ぜ((バッ！｣


るぅとさんが最後の数字をタップしようとすると、意味が分かったのか男は私の手をバッと離し逃げて行った。
なんか…かっこ悪いなアイツ


る｢はぁ…逃げるなら最初からやらないでくださいよ｣


分かる。それな


る｢大丈夫ですか？｣


『…うん、大丈夫。ありがとう、るぅとさん』


る｢大丈夫ならいいんですよ。

それより東雲さん、もうちょっと危機感を持ってください。1歩間違えれば大変な事になってたかもしれないんですから｣


『あ、ハイ…すみませんでした』


る｢次からは気を付けてくださいね？｣


『はーい…』


る｢それでいいんです。

ところで、家はどこですか？｣


え…るぅとさんも……んな訳ないな‪(‪w)


『あっち』


る｢送っていきますね｣


『あざす』





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


る｢思ったんですけど、なんで東雲さんは僕や莉犬の事さん付けなんですか？｣


『なんで…気にした事無かったかも。

まあ強いて言うなら…』


る｢強いて言うなら？｣


『この方が女子からの反感買わなくて済むから、かなぁ』


あと個人的に、王子と距離を作る為ってのもあるかもね


る｢そんな理由で…｣


『そんな理由ってなにさ！

知らないと思うけど、女子って本気になればものすんごく怖いんだからね？』


王子達と話した時に感じるあの冷たい視線……おー、怖怖…

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