王子？へぇ、興味無いや

33話 ページ35

(かなり飛びます)



先｢明日から夏休みですが、皆さんはしゃぎ過ぎないように。熱中症には気を付けてくださいね｣


明日は念願の夏休みじゃあああ！！！！

べ、別にネタないからもう夏休み入ったとかじゃないから！！！！！(激しい動揺)


ぴ｢よかったね、夏休み来て｣


『うん』


これでしばらく王子達の顔を見なくてすみますわ


先｢それでは、皆さんさようなら｣


先生がそう言うとザワザワとし始める教室内。そりゃそうだよなぁああ！？！？


『ぴくと！一緒に帰ろうぜー』


ぴ｢いいよ。俺もAしか一緒に帰る人いないし｣


『…ああ』


ぼっち…


ぴ｢お願いだからその何かを悟ったような反応やめて｣


『努力するよ』


多分無理だろうけど()


な｢ころちゃーん、迎えに来たよ〜｣


こ｢別にいいのに…｣


な｢たまには皆で帰ろうよ！いつもは別々で帰ってるんだしさ！｣


『……はよ帰ろぴくと(小声)』


ぴ｢了｣


先輩よ堂々と来ていいのか……と思ったけど、気付けば教室は私達だけだった。皆帰るの早すぎんか？？


な｢あれっ？ぴくと君に東雲さん！｣


こ｢まだいたんだ｣


『いちゃ悪いですかねぇ？？今から帰るところですが何か？』


バレたか


ぴ｢態度悪すぎでしょ｣


必要以上に関わりたくないだけだよ


こ｢いや、悪い事なんて無いけどさ｣


な｢2人も一緒に帰る？｣


『断る』


さっきの発言から察するに……王子全員集合しちゃってるんでしょ？？んなとこ入るなんて自分から死にに行くのと同じだぜ


『帰ろーぴくてぃ』


ぴ｢あ、はーい｣


ぴくとの手を引っ張り、スタスタと裏口へ向かう。早く帰って少し宿題してからゲーム三昧だな



ころんside



こ｢…あの2人って、ホントにどんな関係なんだろうね｣


な｢さあ…？｣


見た感じ、すごく仲が良さそう…
恋人ではない、って初日に言ってたから違うだろうな〜。

…僕は君が羨ましいよ、ぴくと君…


な｢恋人とか？？｣


こ｢違うらしいよ｣


てか、｢意味無い｣とも言ってたけど…一体どういう事なんだろ？


な｢そっか……

＿＿＿＿(ボソッ)｣


こ｢なーくん、今何か言った？｣


な｢！！

ううん、なんにも！｣


おっかしいな…最後になにか言ってたような気がしたんだけどな〜…僕の聞き間違いかな？





な｢(良かった、って言ってたとか絶対教えられない…)｣

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