2話 ページ3
ぴくとside
今日転校生が来る事は知っていた。知っていたけど……
まさかAだとは思わなかった。
…俺らは親戚関係。仲は良好でよく遊んでいた。けど、滅多に会えなかった。
それは俺らの母親同士の仲が悪いから。それは今でも続いている。だから連絡するのもあまり出来なかった
先「それでは、東雲さんとの親睦を深める為に1時間目は自由時間にしましょう」
先生がそう言い、クラスメイトは”とある人”を除いてウキウキしていた。隣のAはと言うと……
『…???』
本人はまさに『は??』という顔をしていた。うわ、めんどくさそーw
『ぴくと助けて』
ぴ「やだw」
『うざw』
ぴ「いや、それは先生に言いなよw」
先「それでは皆さん、質問を始めてください。
あまり騒がしくしないでくださいね?」
「「「はーい!」」」
皆Aに興味津々なのか、一致団結(?)していた。なにこれおもろ
『あ、そうだ。ライン交換しとかない?』
ぴ「ん?いいよ。でもいいの?」
『ロック掛けときゃいっしょ』
なるほど…その手があったか。思いつかなかった←
ぴ「それもそうか。じゃあ交換しよ」
ん、と言ってスマホを取り出すA。俺もスマホを出してラインを交換した
『うし…これでいつでも連絡できるね』
ぴ「そうだね」
「ねぇねぇ東雲さん!」
『んー…?』
俺の時とは打って変わって面倒くさそうに返事をするA。声で分かる
「東雲さんとぴくと君はどんな関係なの?」
「恋人とか?!」
ぴ「『え』」
本日3度目のハモリ()
『いや…昔の知り合いだよ。それに…
コイツと恋愛してもいい事ないし、そもそも意味ないし←』
ぴ「え…酷くない?最後のはそうだけど」
『いやまあ事実だし仕方なくね』
事実!!確かにそうだけど酷い!!
ぴ「俺泣いちゃう←」
『じゃあ泣け』
ぴ「ぴえん」
『きっしょw』
ころんside
今日、クラスに転校生が来た。出来れば男が良かったけど、来たのは女子だった。
はぁー……アイツも他の奴と同じなのかな…?やだなー…
他の皆が東雲の元へ向かう中、僕だけ机に突っ伏してその様子を見ていた。
するとクラスの女子が東雲にある質問をした
「東雲さんは”王子達”の中で誰が好き?」
”王子達”…それは恐らく……いや、紛れもなく僕達の事だった。普通にしていただけなのにいつしか王子と呼ばれるようになっていた。いや何で
『……誰それ?』
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すずねこ - ルーミアーみたいーーー (2022年3月14日 16時) (レス) @page32 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - まっちゃ。さん» ありがとうございます…!!これからも更新頑張っていきます! (2021年5月29日 14時) (レス) id: 5c57e2fa6d (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ。(プロフ) - え?え?これが初投稿…?めちゃくちゃうまいですね!更新がんばってください! (2021年5月29日 10時) (レス) id: 45b38890fb (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - しおんさん» 面白い作品と言って貰えて嬉しいです…ありがとうございます! (2021年5月5日 11時) (レス) id: 5c57e2fa6d (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 花音さん» 応援ありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年5月5日 11時) (レス) id: 5c57e2fa6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃ | 作成日時:2021年4月25日 22時