王子？へぇ、興味無いや

1話 ページ2

親の都合で転校する事になった。

学校の名前は”苺ヶ丘高校”。

今日が転校初日…つまりクラスの人達全員の前で挨拶をする事になる。

あまり目立ちたくはない為、非ｯｯｯ常にめんどくさい。基本陰の者なんでね((

そして喋りたくない。


先｢東雲さん。入ってきて｣


だがそんな私の願いは届かず、担任の先生から名前を呼ばれてしまった。
仕方ない…行くか


『…』


ガラッと音を立て閉まっていたドアを開け、教室に入る。
それと同時に全員の目線がこちらへ向く。いや辛いわ


先｢それじゃあ東雲さん。挨拶して｣


『…初めまして、東雲Aです。よろしくお願いします…！』


そう言い頭を下げると拍手が聞こえてきた。上手く出来たようで良かった。

そして頭を上げる


｢『あ』｣


頭を上げ、教室内を見ていたら目が合った


｢え…Aじゃん｣


『…”ぴくと”じゃん』


ぴくとは私の親戚。まさかこの学校にいるとは思わなかった……まあ、暫く連絡取ってなかったし、取れそうもなかったから仕方ないか


先｢知り合いなの？｣


…出来るだけ私達の関係性は教えたくない。さて、こういう時は…


ぴ｢『知り合いっすね』｣


こう言うしかない


先｢そうなの…じゃあ、東雲さんの席はぴくと君の隣でいい？ちょうど空いてるし｣


『…分かりました』


知らない人よりかはぴくとの隣の方がいい。

そして隣に座る。すると、早速話しかけてきた


ぴ｢なんでここにいるの？((小声｣


『親の都合？(小声)』


ぴ｢…俺らの関係はバレちゃダメだからね面倒な事になるから((小声｣


『分かってるって…ま、同じクラスなんだし、仲良くやろうや(小声)』


私達が同じ学校でクラスなのは言わない方がいい。特に親には。

…平和に過ごせる事を願おう


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

いきなりぴくとさん出してすみません！！でもどうしても出したかったんや！！

なるべくななもり。さんところんさん以外には絡ませんようにします(今のところ2人だけ関わりがあるっぽいから…)

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