After that ページ47
圭人side
チャットで言われた所に集まる。
あの後裕翔から全部を聞いて、
不思議と今は落ち着いている
裕「はあ…緊張する、」
続々と集まる全員の姿を見ると
小さくそう呟いた裕翔。
そりゃそうだよね、
助けてくれた恩人に再会したと思ったら
伝説が、魔法が、って言われて
ニュースで大々的に亡くなったのが報じられて、なんて
俺だったら耐えきれない。
裕翔は俺と違って冷静で、頭の回転が早くて
俺が心配する必要もないんだろう、とか
勝手に思ってたけど違うよね、怖いよね
薮「じゃ、付いてきて」
制服に身を包んだ薮ちゃんに連れられて、署に入る。
深呼吸を繰り返してる裕翔の手を握る。
「大丈夫、俺がいるよ」
俺より大きな背中を撫でながら言ってやると
裕「っ…へへ、圭人ありがと」
なんて言う。でもまあ、真っ青な唇が全てを物語ってる
考えれば考えるほど時間の流れは早くて
気付いたら、広い広い霊安室に。
こういうのに敏感な慧くんは、ぐったりしだした。
慧「ごめ、気持ち悪い…」
大「大丈夫大丈夫、ゆっくりね、」
元から真っ白な肌が更に白くなってて、
こっちまで心配になる、けど
俺は裕翔を優先しなきゃ。
裕翔はフラフラと、
冷たい天板の上に眠る虎の亡骸の元へ歩いていった。
雄也くんが、よく効く鼻で教えてくれるんだそう。
雄「この狼さん、神山さんの匂いと似てるよ、」
と、俺にも教えてくれた。
裕翔は素直で、でも臆病な子で。
上に掛けられた白い布を手にする
でも、怖いよね。
裕「っ…は、智、さ…っ、…」
震える裕翔の手を上から優しく握る
大丈夫、逃げないよ、ちゃんと見てあげよう、
そう思いながら背中を撫でてあげると
ゆっくりと、布を上げていく。
綺麗な緑色の毛並み
可愛らしい口元
ああ、神山さんだ
裕翔もそう感じたのか、その場に静かに蹲った。
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ひよっぺ(プロフ) - 虹色のあめちゃんさん» ありがとうございます！私も頑張りたいと思います！ (2017年8月29日 18時) (
レス) id: b18d787965 (このIDを非表示/違反報告)
ひよっぺ(プロフ) - ききさん» 大丈夫です！逆にコメントして頂けて良かったです！ (2017年8月29日 18時) (レス) id: b18d787965 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のあめちゃん(プロフ) - はい、少しでも多くの人に伝わって欲しいです…しっかり見させていただきます！更新頑張ってください！ (2017年8月28日 22時) (レス) id: 6f86573f1d (このIDを非表示/違反報告)
きき - 採用していただいてありがとうございます！ (2017年8月28日 22時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)
ひよっぺ(プロフ) - 虹色のあめちゃんさん» かなり、辛くて下手な描写になると思いますがペトラーずの方には目を逸らさず見て頂きたいなと思っています。 (2017年8月26日 13時) (レス) id: b18d787965 (このIDを非表示/違反報告)
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