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裕翔side
最近、立つ度に目眩や立ちくらみが増えた。
人間になったからだろう、と
特に気にしては居なかった。
しかし、最近は特に立ちくらみが増えてきて、
一瞬、視界が真っ白になって血の気が引く。
鈍感な圭人にはバレていないだろう、と
時折壁に手を着いて呼吸を整えていた。
ある日、俺が最近覚えたカメラを手入れしていると
圭人が急に青ざめて、スマホに何かを打ち込んでいた
すると、昔の記憶がフラッシュバックしだした。
忘れもしない、あのコンクリート。
助けてくれた、世話をしてくれたあの人の名前は_____
｢っあ" ...｣
意識が遠くなる。
響く、あの人の甘くて優しい声。
神｢ショウ、｣
ソファから床に崩れていた俺。
懐かしい名前が聞こえて上を見上げる。
甘い声に似合わないピアス、
真っ白な肌に、黒目がちな瞳
｢あっ 、あ ...｣
言葉にならない
天井を見上げて、口をぱくぱくする俺を
心配そうに見る圭人の視線を感じる
でも、それよりも、なによりも
触れたかった
｢智さん、ともさ ... っ 、｣
手を伸ばした俺を
淡い緑の光で優しく包み込む智さん。
神｢ごっつカッコええやん、ショウ。｣
カラカラと音が鳴る様に笑いながら言う智さん。
変わらない、あの時の声。
気の所為だと思うけれど、
智さんから香る、優しい匂い。
涙が止まらなかった。
神｢早う行かなあかんねん、ごめんな。｣
と、泣きじゃくる俺に言う智さん。
神｢詳しいことは他の人からまた聞きや。それよりも、俺は、...｣
智さんは俺の背中を優しく撫でながら言う。
温もりは、刺激は、無いけれど分かる。
手のひらの感触、香水の香り。
情報量が多すぎて飲み込めない俺に、智さんは続ける。
神｢幸せになり、ショウ。｣
慧くんよりも、猫みたいな智さん。
ガタイはいいのに、儚い智さん。
｢智さんも、シゲさんとお幸せにっ...｣
消え掛かる智さんに告げると
びっくりしたように微笑んだ。
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ひよっぺ(プロフ) - 虹色のあめちゃんさん» ありがとうございます！私も頑張りたいと思います！ (2017年8月29日 18時) (
レス) id: b18d787965 (このIDを非表示/違反報告)
ひよっぺ(プロフ) - ききさん» 大丈夫です！逆にコメントして頂けて良かったです！ (2017年8月29日 18時) (レス) id: b18d787965 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のあめちゃん(プロフ) - はい、少しでも多くの人に伝わって欲しいです…しっかり見させていただきます！更新頑張ってください！ (2017年8月28日 22時) (レス) id: 6f86573f1d (このIDを非表示/違反報告)
きき - 採用していただいてありがとうございます！ (2017年8月28日 22時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)
ひよっぺ(プロフ) - 虹色のあめちゃんさん» かなり、辛くて下手な描写になると思いますがペトラーずの方には目を逸らさず見て頂きたいなと思っています。 (2017年8月26日 13時) (レス) id: b18d787965 (このIDを非表示/違反報告)
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