白の住人と灰色の怪盗

白+白 ページ19

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そう言うとさぁ？なんてとぼける彼…いや黒羽くんか


｢黒羽くん？とぼけても無駄だよ？だって私見たもん｣


快斗｢情報…か？｣


少し険しい顔になってる黒羽くん


｢そう、頭の中に入ってきた、貴方が着替えて怪盗キッドになってるところとか｣


黒羽くんはふ〜んと言って手をパチンと叩いた



快斗｢そうだ、認めるよ。てか俺のことは黒羽くん、じゃなくて快斗って呼んでくれ｣



｢分かった。よろしくね？快斗｣


そう言うとゴホンとわざとらしく咳をした

その顔は赤くて…ってまた風邪？？



てゆーか私自己紹介してないじゃん

ただの変な人だよこれじゃあ。



｢私の名前は、｣


快斗｢月影日向……そうだろ？｣



個人情報ダダ漏れですね

さすが怪盗キッド、って言うべきか



｢そう、私のことも日向って呼んで｣

快斗｢おう、よろしくな！日向！｣



ニカッと笑う快斗にまたまたドキッとしてしまった

なんなんだろうこの気持ちは…

快斗といると気が狂いそう




快斗｢で、そろそろ用件を｣




すっかり忘れてた

そうだ快斗をわざわざ呼び止めた理由まだ話してなかった





｢守って欲しいの｣




快斗｢守る…？｣









｢そう、"翠の貴婦人”を｣





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