白の住人と灰色の怪盗

白+白 ページ17

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隣を歩く彼を見てみる



やっぱり工藤くんに似てるなぁ……

そんでもって、かっこいいからなぁ



快斗｢そんなに見るなよ、あ、もしかして見惚れちゃったとか？？｣




……やっぱりキザだった


ん？キザ？タラシ？

…もうタラシでいいや。




｢見惚れるわけないでしょ、ただ顔はかっこいいなぁって｣


そう言って彼を見上げると



快斗｢そ、そうか…｣


と言って反対側に向いてしまった



｢ねぇ｣


快斗｢なんだよ｣

｢耳赤いよ？｣

快斗｢ゲホッ、ゴホッ…｣


｢え、ちょ、大丈夫！？｣


耳赤いなぁって思ったから風邪かな？って思って言ったらむせちゃった

むせるポイントどこにあった！？

あ、ついた、私の家


でも彼は通り過ぎようとしていたので急いで止める

此奴どこ見てるんだろう、普通気づくでしょ隣の人が止まったんだから



｢ねぇ｣

快斗｢……今度はなんだよ｣


少し頬を赤らめて見下ろしてくる彼

私の方が圧倒的に背が低いから視界が彼でいっぱいになる


｢…家、ついたよ｣



少しドキッとしてしまった自分を憎みたい


此奴は怪盗キッド、そう犯罪者！！


……いや私は犯罪者を家に招き入れようとしてるのか


……それとこれとは違うよね、うんうん



快斗｢なぁほんとにいいのか？｣



少し疑惑の目を向けてくる彼



｢何が？｣

快斗｢会ったばかりの男を家にいれるとか……｣


｢会うの2回目だけどね｣


快斗｢いや、それは…｣


それに…





｢それに、貴方ならいいかなって…｣





ほんと、勘だけどね！



快斗｢っ……じゃあお邪魔する｣



｢うん、どうぞ｣



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