片寄の嫁と岩田の妹やってます。

◎ 泣かされた ページ20

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白濱｢ねぇ、A！！！！！！！｣


『……うるさ』


片寄｢うん今の亜嵐くんはうるさかった｣


白濱｢なんで俺が泣かされたとか言っちゃったの？！俺のインスタのコメント欄になんで泣いたのってコメントやばいんだけど！！

ねぇ、A聞いてる？！？！｣





なんで俺が泣いたとかテレビで、しかも公共の場で言っちゃうかなー嫌なんだけどなー





関口｢でもあれは亜嵐が悪いよね｣


白濱｢……そう、だけど｣





そう、あれはつい最近のこと。




Aと涼太がメンバーの前で公開告白をして付き合い始めた数日後のこと。





白濱｢え、Aってさ、涼太が初恋？前に彼氏とかいなかったの？｣





Aのそういう話を聞いたことなかったから興味あって聞いてみたら物凄く睨まれた。





白濱｢でもあれだよねー！涼太は元カノとかいるんだもんねー！地元に！

どうする？鉢合わせとかしちゃったら！修・羅・場！！！｣


『……元カノ、』





珍しくAが反論しないから調子に乗った俺は次々にAへ言ったんだ。





白濱｢ねぇ、元彼いたの？｣


『……いない、けど。』


白濱｢だよなぁ〜その性格だったら男逃げてくもんな！だからこうやって男だらけの中で今まで女として見られなかったんだよ？

お前黙ってたらそこそこモテるのにさ！｣


『……女として見られてなかったのは知ってるよ』


白濱｢だからさー、性格直さなきゃいつか涼太に振られちゃうぞ？頑張れよー！｣





みるみる内にAの顔は歪んで、気がついたら俺はAの持っていた炭酸水にまみれていた。




あっちゃーって顔の皆とポカーンとする俺。





『わ、かってるよ、！女としての魅力が無いのも、全部分かってるし！

涼太に元カノがいたのも全部分かってるよ！！そんな事あんたに言われなくたって分かってんだよ！！！』





立ち上がったAに叫ばれて俺はびっくりしたけど少し考えてみれば分かった。




言っていいことと悪いことがあるって。






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