最俺《笑い合える仲間》 ページ49
キヨと、フジと、ヒラと、こーすけ。
4人とも、私の大事な仲間で親友。
高校で初めて同級生になって、それからすごく仲良くなった。
色んなところに遊びに行ったり、みんなでゲームしたりもした。
彼らと仲良くしていたことで、女子たちの反感を買うことも、当然あった。だってみんなかっこいいから。だけどそんな時も、彼らは私を庇ってくれた。
だから色々な面で、助けて貰っている。
「ありがと、みんな」
私は4人を見回して言う。
今日は私の就職記念ということで、キヨの家でお祝いのパーティーを開いてくれた。
「何を今更ってんだ。俺らも助けられてるしお互い様よ」
なぁ？とキヨが周りを見回し言えば、他の3人も力強く頷いた。
「そうだな。俺なんか悩み事あったら真っ先にAに相談してたくらいだしな」
「確かにねー。なんでフジは俺らを頼って来ないんだって思ったらそういう事だったんだね」
「俺もここまで話の合う女子には会ったことないからなぁ……」
「こーすけはまず女と話せないでしょ」
「話せるわ！！」
本当にいつも通りなやり取りに、思わず笑みが溢れる。
やっぱ、一緒にいて楽しいよ、こいつら。
高校からの関わりで、大人になってもまだ関わってんの、多分こいつらくらい。
「ちょっと、A何急に笑ってんの？」
「そういうの気持ち悪いからやめな」
フジとヒラが言った。
言葉こそ酷いものの、ふたり共笑っている。
「2人も笑ってんじゃん」
そこにキヨとこーすけが加わり、みんなで他愛のないようなしょうもない話をして笑い合う。
みんな忙しいから、こうやって集まれる機会なんてほとんどない。だからこういうのも久しぶりだ。
「でも、Aはすげぇよ」
突然キヨが言い、私は彼に視線を向けた。
「だって、今までバイトで食い繋いできたのに、このまんまじゃダメだって思って就職したんだろ？その行動力、Aだからこそって感じ」
「まぁ、確かにね……後は、皆頑張ってるのに私だけ何もしてないなって思って、てのもある」
へにゃりと笑うと、4人は同時にプッと噴き出した。
「何その間抜け面」
「変な顔」
「おもしろーい」
「笑い方よ」
気に食わなかったけど、でも何故か笑ってしまう。
彼らがいるから、私は頑張れるのだ。
ありがとう、キヨ、フジ、ヒラ、こーすけ。
これからも、こんな私をよろしくね。
最俺《笑い合える仲間》
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まりな - すごく面白かったです！ ネタなんですが、お互いがお互いを助けようとして過去に戻り、すれ違う。的なお話が個人的には面白そうだなぁと、思っています！ できればキヨさん推しなのでキヨさんがいいです！←めっちゃ失礼してる気がする。… 長文失礼しました！ (2019年9月17日 22時) (
レス) id: 09dc9c6a8c (このIDを非表示/違反報告)
緋奈香 - みねさん» 本当にありがとうございます…！こーすけさんのネタ切れが激しかったのでマジで助かりました！ありがとうございます！書き方クッソ下手ですけど許してください)^o^( (2019年7月16日 22時) (レス) id: 6b4203fd69 (このIDを非表示/違反報告)
みね(プロフ) - 緋奈香さん» どうぞどうぞ！むしろうちの案は作者様のものとして扱って下さいな笑 (2019年7月16日 21時) (レス) id: 214adefcf9 (このIDを非表示/違反報告)
緋奈香(プロフ) - みねさん» なるほど！めっちゃいいですね、そのネタお借りします(^^) (2019年7月16日 21時) (レス) id: 2a8fba13b5 (このIDを非表示/違反報告)
みね(プロフ) - こーすけと一緒にバイキングに行ってみた 的な？やつです笑 どっちが多く食べれるかなど競ったり〜みたいなって思ってます！ (2019年7月16日 6時) (レス) id: 214adefcf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋奈香 | 作成日時：2019年7月12日 16時
