グループ内恋愛解禁3

黒side ページ3

「……と生3つお願いします」

「かしこまりました！」



すばるに連れて来られてきたのは個室のある居酒屋。

俺の隣にヒナ、前にすばるがいる。

3人でなんて滅多にこーへんけど、なんかこの空気感だけはずっと居るのには居心地がいい。


「悪いな？わざわざ時間使ってもらって」

「ええよ。今日は俺らも何の仕事も他になかったし」

「うん。やから気にすんな？」

「…ありがとう」



そう言って笑うすばる。

ーーガラガラ

「失礼致します」


店員さんは俺らが頼んだ物を全部持ってきて、速やかに出て行った。


たぶん、芸能人ってだけで気ぃ使われてるんやろうな。


「よし、まずは乾杯するか」

「そやな」

「じゃあ………」




『かんぱ〜い！』






ヒナの掛け声とともに俺らは乾杯をした。

いつも通り楽しい飲み会やって思った。






すばるから話を聞くまでは。

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